にわか、トリップしてから2年経ったってよ【文スト】

•或る爆弾＿8個 ページ28

〈nosaid〉


爆弾魔が国木田によって押さえつけられた後、この場の空気が少し緩くなるのが感じた。

そして一悶着あった後、太宰が「はい皆、お疲れ様〜」と緩く声を掛ける。



まぁそれを



国「何が”お疲れ様〜”だ！！」



国木田が見逃さず訳は無い。

その後、太宰と国木田は何時もの様な言い合いをした。



太「＿あまり神経質に成り過ぎると、皺が増えて老化が急増してしまうそうだよ？」

国「な、それは本当か？」

太「嘘だけど」



ブチｯ…と、切れてはいけない何かの音が聞こえたと思った瞬間、国木田によって蹴り飛ばされる太宰



国「貴様ぁ！人を愚弄するのも良い加減にせんか！」

太「あはは〜！」

敦「(本当に…僕、ただ犯人に熱弁してただけだったんだけ(ドンッ……ど？」



何かの衝撃で、立っていた敦は受け身を取らず前に倒れ込む。




＿ピッ




…”ピッ”？




「「「「あ」」」」

敦「……え？」



先程まで止まっていた筈の爆弾のタイマーに『00:30:00』の時刻が表記され、1秒ずつ刻んで行く。

そう。敦が倒れ込んだ拍子に、床に落ちたままだったスイッチを手で押して仕舞ったのだ。


再び怯え出す人質の2人。


敦は思い出す。先刻、太宰の云っていた言葉を…＿＿”「何か覆い被されば」”

「何か覆い被せる様な物が無いのか」と辺りを見渡す敦。すると、人質の2人と目が合う。




「「！！」」

敦「ｯ！」




次の瞬間、敦は2人を爆弾から遠ざける様に突き飛ばした。

ナオミは太宰。そして、春野は国木田が受け止めた。



太「敦君！＿＿ｯな…！？」

国「！！」



驚く2人の視線の先には、敦が自分の躯で爆弾に抱き付いて…覆っていたのだ。



敦「…あれ？…僕は何をやってるんだ？」

「「莫迦！！／小僧！！」」



＿＿爆弾の表示が0になる。目をキツく閉じ、爆弾を抱え続ける敦。









……然し、爆弾は何時になっても爆発しなかった。




敦「…？」

国「やれやれ……」

敦「？」

国「莫迦とは云っていたが、これ程とは…」




混乱する敦。




それもそうだ。それは何か？それは、先刻まで爆弾魔だった人物と太宰が親しげに話しているからだ。






敦「……えぇ！？」




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急にすみません…作者、これからテスト期間に入る為。１週間、投稿をお休みさせて頂きます。

本当にすみません…。

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