•或る爆弾_5個 ページ25
〈敦said〉
先に探偵社へ向かうA君と別れた後、僕は太宰さんが紹介する仕事場?へ向かっている。
如何やらちょっとした試験があるらしい。
……せっかく仲良くなったA君とも、一緒に行きたかったな。
なんて思っていると
「こんな処に居ったか太宰!!!この、包帯無駄遣い装置がー!!」
何処かで聞いた事がある怒鳴り声が聞こえた。
敦「(包帯無駄遣い装置…?)」
太「ぐ、ぐああああー!!」
そして何故か傷付いた太宰さん。どうやら今の呼び名は太宰さんにとっては傷付いてしまう言葉らしい。
国木田さんが怒鳴っていた理由は、探偵社に入って来た文句と呪いと苦情の電話らしい。
……本当にこの人に仕事を斡旋してもらって大丈夫なんだろうか。
国「おぉそうだ、太宰の莫迦を相手にして1分も無駄にしてしまった。探偵社に急ぐぞ!」
太「なんで?」
国「…緊急事態だ。爆弾魔が人質をとって、探偵社に立て籠もった。」
敦「爆弾魔…?」
国木田さんの言葉に驚くのと同時に、頭の中で探偵社に向かったA君の姿が浮かんだ。
…若しかしたらA君が危険な目に遭っているのかもしれない。
そう思いながら「こっちだ」と案内する国木田さんと太宰さんを追った。
敦「(A君…無事で居て…。)」
ーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーー
ーーーーー
ーーー
ーー
ー
〈nosaid〉
「嫌だぁ……もう嫌だぁ……。」
太宰、国木田。そして敦が探偵社の一室に入ると、片手に…恐らく起爆スイッチを持った爆弾魔が机の上に座っていた。
爆弾魔の足元には、セーラー服姿の女の子とそ赤ぶち眼鏡をかけたロングの女性が、後ろ手に縛られ
その傍らには、ラヂオ…否。それより一回り大きい位の爆弾が置かれていた。
「全部お前等のせいだ…武装探偵社が悪いんだ…社長は何処だ…早く社長を出せ!
でないと、爆弾で皆吹き飛んでタヒんじゃうよ!」
人質を自分の方に引き寄せ乍ら、起爆スイッチで脅す。
それを観葉植物の影で姿を隠し乍ら観察する太宰達。
太「
国「嗚呼。」
太宰と国木田が、爆弾魔をどうするか考えているのをよそに
敦「(……僕は何故此処に居るんだ…?)」
敦は、自分が何故此処に居るのか…。と云うのを考えていた。
165人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
( ◜◡◝ ) - 更新頑張って下さいね!応援してます! (2022年9月18日 0時) (レス) id: 1ac35838e6 (このIDを非表示/違反報告)
( ◜◡◝ ) - お茶漬け食べてるとこで思い出しました…( ◜▿◝ )中也の声やってる谷山紀章さんは永谷園の鮭茶漬け一択なんだそうですよ?( ◜ω◝ ) (2022年9月18日 0時) (レス) @page32 id: 1ac35838e6 (このIDを非表示/違反報告)
虎の実況席(プロフ) - ててってーてってててさん» 有難う御座います!ネタを頑張って考えて、更新も頑張りますね! (2021年10月15日 17時) (レス) id: 1ad4b84e65 (このIDを非表示/違反報告)
ててってーてっててて - あなたは神だな(確信) 更新されててすごい嬉しかったです! 一話一話おもしろい!更新ふぁいと〜 (2021年10月15日 15時) (レス) @page40 id: 98a70de313 (このIDを非表示/違反報告)
虎の実況席(プロフ) - 狼煙さん» ありがとうございます!!無事に更新出来ました!ご心配•応援ありがとうございます! (2021年10月7日 7時) (レス) id: 1ad4b84e65 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:虎の実況席 | 作成日時:2021年9月15日 0時