にわか、トリップしてから2年経ったってよ【文スト】

•或る爆弾＿3個 ページ23

如何も、Aです。


あの後急いで玄関から出て柵越しに下を見たら……。



太宰さんが入ったドラム缶を両手で押して倒している所でした。






…いやどういう状況？？？






まぁ大方。自○しようとドラム缶に入ったけど、失敗して然も抜け出せなくなった…って感じですかね。

振り回されるこっちの身にもなってほしいものです。




『まったく…』と、言いながらトントンとリズム良く階段を降りる。




『太宰さん、朝から何やってるんですか？予想はつきますケドね。』

太「おぉ！A君！グッドモオニン！自○日和だねぇ」

『マジ振り回されるこっちの身にもなれください。』

敦「(”なれください”って……)」

太「わーお口が悪い」

『で？今回はどんな自○方法をしたんです？』

太「いや何ね、ドラム缶に嵌る(はまる)自○法があると聞いてやってみたのだけれどね…
一向にﾀﾋねないし、苦しいだけだし、…然もそれは拷I問法だったと云うね。」


「敦君が居なかったら腰からぽっきり二つ折りになる所だった」と言う太宰さん




……本当に




『そんなにﾀﾋにたいならﾀﾋねば良いのに。』

敦「あ、同じ事云ってる。」

太「まったく、異能力者って連中は皆、何処か心が歪だ……」

『は？』





おっとつい本音がポロッと出てしまいました

……太宰さんの発言を聞いて、何か考え込む敦君。



そして暫くしてから話し出した。





敦「……太宰さん、A君。」

「『？』」

敦「…武装探偵社の、所謂探偵の方達は、やっぱり皆さん異能力者……なんですよね？」

『まぁ、警察でも歯が立たない敵を倒す武装集団だね。』

敦「……やっぱり僕は、探偵社には入りません。」



ここからちょっと話が長いのでまとめると……



自分は探偵社の人達と同じ異能力者だけど、異能力をまったく制御出来ず、無自覚に変身するだけで自分の意思では虎に変身出来ない。

これからは自分に出来る仕事を探そうと思っている…って感じですね。



多分勝手に虎に変身して皆を傷付けるのが怖いって感じですかね？


…多分、太宰さんは易々引き返す訳には行きません…よね？





太「……君に出来そうな仕事に心当たりがある。」




ほら、やっぱり

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