一国の王女と麦わらの一味 (ページ11)

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落ち着いてページ11

サンジが入れた紅茶は湯気を立て、はるなの不安な顔を揺らす

チョッパー「それで、一体この国に何があったんだ？」

フランキー「問題があるようには見えなかったがな」

はるな「、、、ぜんぶ、うそなの…」

チョッパー「お、おい、、それってどういうことだ、、？」

不安げにはるなを見つめる仲間たち

はるな「この国の住民は、ある人に支配されている、、

景観もいいし、国の人も暖かい人ばかり、経済も良いから物価も安いし、完璧な国・・・のように見える

でも本当は全然！完璧なんかじゃないの」

はるなの涙が机を濡らす

はるな「見せかけの完璧を作るためには、まず国民の力が必要、そのために、この国では新聞がなくなった」

ロビン「世界の情勢を国民の耳に触れさせないようにするためね」

その言葉にはるなは頷く

はるな「そうすれば、この国の偉い人の発言だけに注目が集まって、支持されるようになるから。

そして、この国に訪れた旅行客は皆、国を出る前に、王宮関係者によって記憶を消される」

「「「「！！！！」」」」

はるなの言葉を発した直後、はるなの首に刀が添えられる

ゾロ「おい、場合によっちゃ、、、切るぞ」

ルフィ「おい！やめろ、ゾロ！おれの友達だぞ！」

ウソップ「そんなこと言ってられねェよ！！記憶を消されるかもしれねェ！！」

ルフィ以外、一気にはるなから距離をとる

ロー「落ち着けお前ら、話を最後まで聞け」

はるな「！！ろー、さん、ありがとう、」

まさかの人物からの擁護に安心を覚えるはるな

はるな「皆さんに出会った時、私も、そのつもりだった、どうせ記憶が無くなるんだから、ルフィとも話しておこうと思って」

でも、とはるなは続ける

はるな「いざ目の前にすると、やっぱり、無理だった、だってルフィは私の友達で、あなた達は、ルフィの友達だもん、」

ルフィ「・・・」

はるな「この国の人達は、国外出ることを許されていない、出たいなんて思わせないようにこの国は発展した、そして、幼い頃から人に賛成することしか教わらない、国王の言葉が全てと教わる、、。

こうしてこの国は、国王の言葉一つで国民全員が動くようになった、国に対する反抗意識を持つ国民もいないから、国王の思い通りってわけ」