94.聞いて欲しいのに ページ44
稽古が終わり、おば様の元に行く
おば様「なんですか、そんな汗だくで」
はるな「すみません、失礼します。
単刀直入に聞きます。おば様は何故私から全てを奪うのですか?」
おば様「何を勘違いしているのです、与えているではありませんか」
はるな「いいえ、こんなもの望んでいま「部屋に戻りなさい。」おば様!話を聞いてください!」
おば様「あなたと話すことなどありません。真面目に稽古していいると聞いていたから少し聞く耳を持ったものの、全くあなたは…嘆いても変わらないことに気づきなさい。
今後、私が呼ばない限りこの部屋に入ることを禁じます。破ったらもちろん…わかっていますね?」
私の未来が黒く染まっていく
はるな「…はい」
私は生まれて初めてこう思った
どうしてこんな家に生まれてきたのだろう
私も、死にたい
もう二度と仲間に会うことが出来ないなら、お兄ちゃん達と同じところに行きたい
それから私はろくに食事も喉を通さず、稽古に励んだ
強くなって、強い呪霊と戦いながら死ねたらいいや
明日なんか来なければいいのに
布団に入りながらそう思う
このまま眠りについたまま起きませんように
毎晩こんなことを思いながら眠るようにもなってしまった
しかし今日の夜はいつもと違った
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作者名:toramaru08 | 作成日時:2022年1月3日 20時