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27.野薔薇ちゃん ページ27

野薔薇「長生きしろよって、、自分が死んでりゃ世話ないわよ、。





…あんた達、仲間が死ぬの初めて?」






はるな「わ、私は初っめて…ヒック」






私はあのままずっと伏黒くんに引っ付いて、今は伏黒くんの膝を借りて泣いてる





きっと伏黒くんの制服の膝には、涙も鼻水も、あ、今叫んだから唾もか、、とにかく私の青春が詰まりまくってるに違いなくて、申し訳なさを感じる






伏黒「同級生は初めてだ」







それなのに伏黒くんは私の頭に手を置いて落ち着かせようと、ポンポンと心地よいリズムで優しく触ってくれてる





野薔薇「ふーん、伏黒、アンタその割に平気そうね」






伏黒「・・・オマエもな」




野薔薇「当然でしょ?会って2週間やそこらよ

そんな男が死んで泣きわめく程、チョロい女じゃないのよ」







…そんなの、ウソだ







はるな「嘘つき、、」





野薔薇「、、え?」






顔は見てないけど、声や雰囲気でわかる




私は昔から何故か人の感情を読み取るのが得意だった。



というか、オーラが見える、ココ最近更にそれは強くなってきた





はるな「野薔薇ちゃん、悲しいって思ってるじゃん、悲しい時は泣いていいんだよ、会って2週間やそこらかもしれないけど、それでも仲間だったんだよ!




仲間が死んだんだよ!?辛くないわけないじゃん!!




ヒック、私だってみんなと出会って1週間ちょっとしか経ってないよ、それでも私、悲しいよっ、っ、寂しいよ、悔しいよ!!」




野薔薇ちゃんを抱きしめてあげたくて私は立ち上がって野薔薇ちゃんを上から優しく抱擁した





はるな「泣いていいんだよ。こういう時は自分の気持ちに素直になっていいんだよ」




私はいつも泣いてるけどね!





野薔薇「既にギャン泣きのアンタに言われたくないっつーの…でも、ありがと」





鼻をすする声が聞こえる






かわいいな〜野薔薇ちゃん




多分ツンデレとかそういうやつだと思う








?「なんだいつにも増して辛気臭いな、恵。お通夜かよ」






伏黒「禪院先輩」














・・・・・・誰。

28.先輩→←26.死



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作者名:toramaru08 | 作成日時:2021年12月29日 15時

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