ただ、あまい 【 るぅと 】

＃１６ ページ17

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家に着くなり 彼は自分の部屋のベットに倒れ込んだ

私はどうすることも出来ずにただベットに座り込んだ


「 せんぱい、来て…？」

彼が手招きするから 近寄りと腕を引っ張られ
胸の中にすっぽりと埋まる。

鼓動が規則正しくドクドクしてて、私のドキドキが伝わっちゃいそう。


「 ここなら邪魔入らないね…。」


私の顔にかかった髪をそっと耳にかけて
さっきの続きとでも言うように 耳に口付けを落とされた。

いつもより大人っぽい彼にドキマギしてしまって
本当に後輩なんだろうか…。

いや、いつだって私は先輩らしいことしてあげられてないんだけどさ。


「 キスマ、もっと分かりにくい所につけろって言われたんだけど…見える所に付けないと意味無いよね、」


首に吸い付いて気づいた時には痕が出来てる。

くっきり付いた痕を指で撫でると少しでこぼこしてて
甘噛みされたことが分かる。

付けた張本人は なんだかウトウトしてて眠たいのかなぁって頭をポンポンしてあげると嬉しそうに笑ってくれた。


「 んんぅ、一緒に寝よぉ？…ギューして寝る 」


私を抱き締めてくれて やっぱり彼の胸の中に入ると
男なんだなぁって実感させられる。

私の頭を撫でてくれて 次第にウトウトしてきて頭が働くのをやめようとしてる。

彼の匂いに包まれて、彼の腕に支えらながら眠るのは
幸せで、嬉しくて、思わず頬も緩む。


次起きた時は、さっきの続きする…？？



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