12話 ページ14
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朝から色々めちゃくちゃで全く授業に集中できなかった…。
ほぼ話も聞かずにぼーっとしながら4時間を過ごしてしまった。
後で誰かにノート借りよ、白紙はさすがにまずい。
『 んー、きょう瑠衣くん来てるかなぁ 』
昨日約束したしちゃんと行くけど 体調悪いの治ったかな。
内心 心配だったから、早く様子が知りたい。
『 さとみちゃ〜ん!! 』
「 うるせぇ、ここ一応保健室な? 」
ぺちっとおでこにデコピンをくらった。
跡残ったらさとみちゃんのせいにしよ〜っと。
「 瑠衣ならちゃんと来てるよ。はい、今日の昼飯 」
『 瑠衣く〜ん!! 』
先程注意された事なんて頭からすっぽり抜けてカーテンを開ける。
今日は ぱっちり起きてるようで口を手で覆って笑っていた。
「 せんぱいと約束したから、気合いで治しました 」
『 良かったぁ。今日瑠衣くんに会えるの楽しみにしてたんだぁ 』
今日のお昼を彼の掌に置いてあげると 葡萄だって嬉しそうにする。
さとみちゃん 結構良い先生だよね。
「 きょうの先輩、かわいいですね。何かあるんですか? 」
『 うん!ちょっと放課後お出かけするの 』
少し羨ましそうな顔をする。
きっと瑠衣くんも皆みたいに馬鹿やって遊びたいんだろうなぁ。
瑠衣くんを連れ出して色んな所に連れて行ってあげたい。
「 ぼくも、先輩と遊びたいです 」
私の指をきゅっと握ってきて何処と無く寂しそうな顔をした。
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さざんか(プロフ) - 私の予想の斜め上をいきました…笑まさか信号機組とは!!今作品も素敵です…!! (2020年3月28日 2時) (レス) id: dfb928314c (このIDを非表示/違反報告)
おお - これ以上よんだら尊すぎて死ぬ (2020年3月27日 21時) (レス) id: 6b04e95e5a (このIDを非表示/違反報告)
ましゅまろ☆(プロフ) - やばぁぁぁぁぁぁぁい!!!るぅとくんが身体弱い設定!ありがとうございます!待ってました!(何様)頑張ってください! (2020年3月27日 19時) (レス) id: c11488bac6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白兎 | 作成日時:2020年3月27日 19時