乙女ゲーム的な恋愛で 【 信号機組 】

１０話 ページ12

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おい って急かされるのでしょうがなく答えてあげる
ほんと、同い年なのに子供みたいだなぁ。


『 付き合ってないよ。私が勝手にデートって言ってるだけ。莉久くんが放課後ケーキ屋さん連れてってくれるんだってさぁ 』


「 ふーん 」


ほら、またこれ。
自分から聞いてきたくせに答えてあげると興味なさそうにそっぽを向く。

ツンデレなんだが話聞いてないんだか…。


「 今度いつ空いてる 」

『 んー、週末は予定ない 』


じゃあ空けとけ ってこれまた強引
私の事はまるでガン無視でずっとスマホに夢中

ちょっと寂しい。
昔みたいにゲラゲラ笑いあってなんて、子供の頃だしなぁ。


「 飛びっきりのデートプラン用意してやるよ 」


『 なんでそんな俺様なの 』


べーっと舌を出して楽しそうに笑う
飛びっきりのデート なんてどんなのだろう。

何処へ連れてってくれるの？何かサプライズでもしてくれるの？


「 そん時は、お洒落して来てよ。A、結構……可愛いんだしさ 」


『 はぇ……？？ 』


ぷしゅーって顔から火が吹きでそう。

なに、今日まじで雪降る？
ただの幼馴染なのに、こんな奴にキュンとしちゃうなんて


わたしどうした


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