推しくんと付き合っちゃった話 【 ころん 】

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さらに探ればチケットホルダーが入っており
今までのチケットがずらりと並んでいた。

こんなにも会いに来てくれていたんだね、ずっと僕のことが大好きだったなんて、そんなの嬉しくないわけないよ。

僕と付き合うようになってから、オタクであることを隠すようになっちゃって少し寂しかったけどちゃんと推し事してくれてるじゃん。

ダンボールの隙間に薄っぺらい1冊のノートを見つけた。

ころんくん日記 なんて書かれていて如何にも高校生という感じだ。

○月○日

今日はころんくんが名前を呼んでくれた日
コメントも読んでくれて嬉しかった

○月○日

もうすぐころんくんに会える
今からお話考えとこう

○月○日

ころんくんが今日もカッコイイ
今日も明日も明後日も来年もころんくんだいすき


全部青いボールペンで 可愛いハートマークなんか散らばせて思いがズラっと綴られていた。


「 ばかぁ……どんだけ僕の事好きなの 」

きっと今の僕は顔が真っ赤だ。

こんなに僕のこと好きだなんて、知らなかったもん。
僕だけが滅茶苦茶に大好きなんだと思ってた。

でも全然そんなこと無かったね。
僕達ちゃんと両思いだね。


「 ぼくもちゃんとAオタクだよ 」

僕のスマホのフォルダ、ほとんどAの顔で埋まってるし、ぼくAのこと……なんでも知ってるもん。


でも放置プレイされてんの許せないから帰って来たら
デレデレに甘やかしてもらおう。


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リクエストありがとうございます！！

【 主人公の部屋に入ったらころんくんのグッズが沢山あった 】

でした。


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