推しくんと付き合っちゃった話 【 ころん 】

221推しくん ページ23

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Ro side



元気が無いころちゃんを連れ出して僕達にしては珍しいショッピングモールに来ました。

もうすぐ握手会もあるので服でも見に行こうということで。

「 あー、リスナーの子達ってこういう所でお洋服買うんですかねー？ 」

可愛らしいワンピースやスカートが並んだ女の子為のお店

よくリスナーの子達がイベントの時に来ていて可愛らしいなと思う。

「 Aちゃんとかこういう服着てるイメージある！！ 」

「 っ…、Aはこういうやつの方が好きだよ 」

そう言って手にしたのは 白いブラウスに黒いリボンが付いたものだった。

少し口角を上げて笑っているのは彼女のことを思い出してるから？


「 欲しいって言ってた服買ってあげるとしばらくそれしか着なくなるんだ。かわいいよね、ほんと 」


「 ころちゃんってAちゃんの話になると幸せそうに笑うよね 」

本人に自覚はないみたいで え？って顔で見られた。

この世の終わりみたいな顔してたのに今ではこんなに笑顔なんだから、彼女のパワーは凄いよ。


「 今どうしたいですか？ 」

「 …………Aに会いたい 」


そうと決まれば 家に行くしかない。

さとみくん達上手くやってるかな、大人な3人だから上手くやれてるはず。


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