たとえ猫でも（ロー） ぷぅ様リク ページ10
私は今、とある理由で猫の耳と尻尾が生えている
『…』ペシペシ
「…」
『…』ペシペシペシ
「邪魔するな。」ベシッ
『いにゃっ！』
うぅ…尻尾でローの背中をペシペシ叩いてたら殴られた
「俺が今何してるか分かってんのか？」
『私のこれを治すための薬を作ってる…』
「これがお前のせいで完成しなかったらどうなる？」
『…一生このままは嫌だにゃーっ！！』
「なら大人しくしてろ。」ベシッ
彼に抱きついたらまた殴られた
そんなにベシベシ殴って、私がバカにでもなったらどうするんだにゃ…
「そういうことを無意識に口走ってる時点でバカだろうが。」
そう呆れながら言い、彼はまた机に向かった
そこから数分程ペンの音だけが響いていた
静かな空間が苦手な私は恐る恐る彼に話しかけた
『ね、ねぇ、ロー…』
「…なんだ。」
『もし私が一生このままだったら、どうする…？』
そう聞くと彼は手を止め、こちらを向いた
「なんだ、俺の薬が信用ならねーのか。」
『そういうわけじゃにゃいよ！ただ、もしもの話…』
すると彼は呆れたようにため息をひとつ吐き
「そうだなぁ…まぁ、見た目が変われどロイはロイだからな。どうもしねーよ。」
『で、でも猫の耳と尻尾が生えてるんだよ？普通の人と違うんだよ…？』
彼と違うなんて分かってるけど、いざ口に出すと心が痛い
だんだん下がってくる自分の顔を手で隠そうとしたその時
「バーカ。この世に普通なんてねーんだよ。」
『え…？』
「俺は悪魔の能力者だし、ベポはミンク族だ。ペンギンやシャチなんかあの年であんなガキみてーなもん被ってるんだぞ？」
『そ、そうだけど…』
それでも中々顔を上げない私にローは
「逆に考えればお前も普通じゃなくなったんだから俺達と同じだろ。それに今のお前も…その、十分可愛いからな…//」
下がったままの私の頭を撫でてそう言った
最後の方何故か彼の声が照れたように聞こえたが言わないでおこう
『っ、ありがとうっ…！』
やっと顔を上げると彼が驚いた顔でこっちを見て、そして笑った
その後、ローが作ってくれた薬のおかげで私は元どおりになった
やっと元に戻れて嬉しいと思う一方で、ちょっと残念に思っている自分がいるのは内緒
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Mystic(プロフ) - 鈴之宮さん» いえいえ、とんでもないです。リクエストの件、ありがとうございます！作者様のスピードで良いのでこれからも宜しくおねがいします！ (2019年10月18日 22時) (
レス) id: 45efa41e06 (このIDを非表示/違反報告)
鈴之宮(プロフ) - Mysticさん» お気遣いありがとうございます！リクエスト全然大丈夫ですよ！再開後に書き上げる形になってしまうだけですので、遅くはなりますが、ちゃんと書かせていただきますので！私が書き上げるのが遅くて申し訳ないです… (2019年10月18日 21時) (レス) id: d027c58287 (このIDを非表示/違反報告)
Mystic(プロフ) - お疲れ様です、何時も楽しく読まさせて頂いてます！失礼ですが、リクエストでホーキンスをお頼みしたいです。何時リクエストOKになるのか分からなかったのですが、まだ受け付けていないのであれば申し訳ありません。更新の方も頑張ってくださいね！ (2019年10月18日 19時) (レス) id: 45efa41e06 (このIDを非表示/違反報告)
鈴之宮(プロフ) - ヴェールヌイさん» いつもありがとうございます。かしこまりました。こちらの方はリクエスト再開後に書かせていただきます (2019年10月17日 15時) (レス) id: d027c58287 (このIDを非表示/違反報告)
ヴェールヌイ - いつも読ませていただいています！リクエスト何ですが、「イゾウ、マルコ、シャンクス、ベックマンで取り合い」を書いてほしいです！出来ればで良いので．．．．．よろしくお願い致します。 (2019年10月17日 13時) (レス) id: 2450a0879a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鈴之宮 | 作成日時：2019年5月8日 8時
