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瑞「那須のスマホは？」
猪「今やってる」
A「電源は？」
猪「切れてる」
那須の家に向かう車の中、相変わらずパソコンを弄っている猪狩。
苦戦しているのか、パーマのかかった髪をぐしゃぐしゃと掻いた。
他の6人も、その空気を察して黙っていたがやはり気になるのか、時計やスマホを終始気にしていた。
猪狩が悪戦苦闘している間に、那須の家に到着したようで、猪狩を車の中に残して他のメンバーは那須の家のインターホンを押した。
『はい？』
A「あ…詩月です」
『ああ、Aお嬢様ですか。少々お待ちくださいませ』
馴染みのある執事の声が聞こえると、隣にある大きな門が音を立ててゆっくり開いていく。
顔を見合わせた一同は、意を決して中に入った。
「お久しぶりです、Aお嬢様」
A「お元気そうでよかったです、大塚さん」
「最近お会いすることもなかったですからね。とても嬉しいですよ」
那須が生まれた頃から務めている執事･大塚。
綺麗な白髪を見せながら頭を下げた大塚は、6人を客間に通した。
A「実は那須…、雄登が最近学校に来ていなくて」
「…これは内密にお願いしたいのですが、」
瑞「？ ええ、何ですか？」
「高等部に進学されてから、お坊ちゃまが少しお部屋に籠るようになってしまって。3日程前から家を空けるという置き手紙だけ残していなくなってしまったのですよ」
浮「それ、おじさんは知ってるんですか？」
「いいえ、ご主人様は長らくお帰りになってませんので」
優「そうですか…」
A「ごめんなさい、大塚さん。突然お邪魔して」
「いいえ、またお待ちしております。お坊ちゃまと一緒に」
優しく笑う大塚に罪悪感を感じた一同だったが、そのまま那須家を後にした。
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駆凪 - すごく面白いです！！まさかあの方が黒幕だとは思いませんでした！ (2022年8月25日 8時) (
レス) @page35 id: a1142e8383 (このIDを非表示/違反報告)
アリサ - 面白かったです!!!できればなんですかどこかで番外編楽しみにしております！笑 (2020年3月3日 15時) (レス) id: 356a2a4bcc (このIDを非表示/違反報告)
まれぴゅま(プロフ) - かいりさん» こちらこそ4ヶ月間ありがとうございました！ (2020年3月1日 13時) (レス) id: 4d2e6b700d (このIDを非表示/違反報告)
まれぴゅま(プロフ) - るさかあさん» こちらこそ毎日楽しく書かせて頂きました(^^)ありがとうございました！ (2020年3月1日 13時) (レス) id: 4d2e6b700d (このIDを非表示/違反報告)
かいり(プロフ) - 約４ヶ月間、素晴らしい作品もありがとうございました！！！ (2020年3月1日 13時) (レス) id: a1a3817769 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まれぴゅま
| 作成日時：2020年2月13日 17時
