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瑞「この中から探すの苦労するぞ…」
橋「えへ♡」
A「えへじゃないわよ馬鹿！」
ゲームと漫画に溢れた橋本のデスク。
優斗のように汚い訳ではなかったが、資料を探し出すのは至難の作業に思えた。
猪「どこ置いた？」
橋「え〜…あ、待って」
瑞「今度は何！」
何せ脳内メモリーが人より少ない橋本。
ふわふわっと考えた挙句、橋本はいつも通りゆるゆると話し出した。
橋「Aが俺に資料渡したのって先々週の水曜？」
A「え？んーと、確かそうよ」
橋「じゃあ俺瑞稀に渡したわ」
「「「は！？」」」
瑞「嘘、俺？」
那「ちょっと瑞稀くん！」
A「それはないわ」
優「ねえ嘘でしょどこやったの！？」
覚えてない、と呟く瑞稀に落胆して一斉に部屋中を探し出す一同。
すると、ガチャリと生徒会室の扉が開いた。
入ってきたのは…
「おお〜、どしたんみんなして」
瑞「まじかよ…」
なんと生徒会長が戻ってきてしまったのだ。
実質のゲームオーバー。
放心状態の優斗を放って、Aが少しでも時間稼ぎにと口を開いた。
A「か、会長こそどうされたんですか？」
「ん？理事長室に資料提出しに行ったんやけどな、資料1枚忘れてもうて」
橋「資料？」
「ほら、瑞稀から前受け取ったやつ」
瑞「……そういや俺確認した後渡したわ」
優「は、え、まじ！？」
「うわ、何なん大声出して！」
なんと、優斗から猪狩、猪狩から那須、那須からA、Aから橋本、橋本から瑞稀に回された資料は、瑞稀によって会長の手に渡っていたらしい。
最初から探すだけ無駄だったその資料は、きちんとその日に提出された。
＿＿＿＿＿＿＿＿
瑞「アレはまじでありえねぇ」
優「瑞稀くんだって忘れてたじゃん！」
橋「はい優斗が言えることじゃなーい」
A「そもそも後輩に仕事投げるのがおかしいのよ」
猪「ほんとだよ、優斗が悪い」
作「よく生徒会長なれたね…」
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駆凪 - すごく面白いです！！まさかあの方が黒幕だとは思いませんでした！ (2022年8月25日 8時) (
レス) @page35 id: a1142e8383 (このIDを非表示/違反報告)
アリサ - 面白かったです!!!できればなんですかどこかで番外編楽しみにしております！笑 (2020年3月3日 15時) (レス) id: 356a2a4bcc (このIDを非表示/違反報告)
まれぴゅま(プロフ) - かいりさん» こちらこそ4ヶ月間ありがとうございました！ (2020年3月1日 13時) (レス) id: 4d2e6b700d (このIDを非表示/違反報告)
まれぴゅま(プロフ) - るさかあさん» こちらこそ毎日楽しく書かせて頂きました(^^)ありがとうございました！ (2020年3月1日 13時) (レス) id: 4d2e6b700d (このIDを非表示/違反報告)
かいり(プロフ) - 約４ヶ月間、素晴らしい作品もありがとうございました！！！ (2020年3月1日 13時) (レス) id: a1a3817769 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まれぴゅま
| 作成日時：2020年2月13日 17時
