辛いに一本線＿２ ページ2
涼介side
…………最悪だ………
そう心の底から思っているのは俺ではなく、俺のせいで犠牲になった慧くん、大ちゃん、侑李だろう。
本当なら今頃、新幹線の中だったんだ。
涼「………は、………ふ………ｯん…」
慧くんが意外と旅好きなのがあって、うちはよく旅行へ出掛ける。
高校生にもなって、大ちゃんもノリノリ。
俺は気を遣わせるだけだからあまり好きではなかったけど、みんな楽しみにしていたんだ。
それが…………直前になって俺は何処からか風邪を貰ってしまったらしい。
微熱から始まり熱は上がり続け、何日も寝込んで結局旅行は中止。
予定していた前日に病院に担ぎ込まれた。
涼「……ひゅｯ……っ…ｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯ…！…」
「涼介……あ、マスク勝手に外したな？」
涼「ん……ｺﾞﾎｯ…い、い……ぃらな……ッ、、」
「それを判断するのは俺だよ。まったく……」
とくに咳が酷くて。
やっと眠れても数分後には咳で起こされる。
風邪を拗らせて入院なんてさ………はは、笑えるよね。
…………なんで、こんなタイミングなんだっ…………
「涼介……こら、外さない」
涼「ｺﾞﾌｯ…！……っ、」
病院のベッドの上にいる今が悪い夢でなければなんだって言うんだ。
………何かのバチがあたったのかな……そんなに悪いことした覚えないのに…………
行き先を話し合って決めたときのこととかを思い出すと申し訳無さすぎて顔向け出来ない。
俺なんか置いていってくれればよかったんだ……“また今度にしよう”
なんて、聞き分けよく諦めないで。
涼「………ば、か………ッ……」
気持ちの行き場は自分にしかない。
何度も責めて……けど、まだまだ収まらない。
「……今はゆっくり休むんだよ。また様子見に来るからな」
…………慧くんたち………何してるかな………
大ちゃんはいつも食べることばかりだけど、目を見開いて“うまっ！”って言う顔を見るのが俺は好きだった。
自分が食べれなくても、それだけでお腹一杯になれた。
侑李は綺麗なお花が咲いている公園へ行きたいって、漢字ばかりで読めないガイドブックを写真を頼りに捲ってて。
どうやら見つけた場所には動物もたくさんいるっぽくて、アレルギーを持っている俺に気を遣い危うく却下になるとこだったんだ。
………せっかく、説得したとこだったのに。
みんな、俺のせいで。
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夢莉(プロフ) - ももさん» リクエストありがとうございます。順番に書かせていただくため、お時間いただきますがご了承くださいm(__)m (2021年6月28日 20時) (
レス) id: 7762ef5dd7 (このIDを非表示/違反報告)
夢莉(プロフ) - ここさん» わぁ、楽しみにしてくださっているなんて……！ありがとうございます！頑張ります…！！ (2021年6月28日 20時) (レス) id: 7762ef5dd7 (このIDを非表示/違反報告)
夢莉(プロフ) - ピースさん» 何かを誤解…考えます！他のお話と融合するかもしれませんがご了承くださいm(__)m (2021年6月28日 20時) (レス) id: 7762ef5dd7 (このIDを非表示/違反報告)
夢莉(プロフ) - ciaociaoさん» そこ気になっていただいてありがとうございます(^^)お時間いただきますが、お待ちいただけると幸いです…！ (2021年6月28日 20時) (レス) id: 7762ef5dd7 (このIDを非表示/違反報告)
もも - 知念くんの保育園のお迎えに山田くんが行く予定でその途中に山田くんが体調を崩すみたいな話が読みたいです！難しいと思いますが、お願いします。頑張ってください、応援しています！ (2021年6月27日 20時) (レス) id: 2a431b76ce (このIDを非表示/違反報告)
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