遠くの街としあわせと‥１(ＪUMPｘＪＵＭＰ) 街シリーズ(１) (ページ3)

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＝いらっしゃい・２＝ページ3

侑李のお家はね、

白いカベに青いお屋根の３階建ての

かわいいお家なんだよ。

海の近くなの。とってもきれいな海なの。

キラキラしてるんだよ。

ぱぱが、さーふぁーで、朝早くに

海で波にのるの。

とってもかっこいーの。

ぱぱはね、さーふぁーのお店やさんもしてるの。

んふふ、侑李のぱぱは、世界一かっこいいのっ。

だーいすき。

いつもねぇ～ままと、

とり合いっこになるんだよ～。

でもね、ぱぱ・・侑李に言うの。

“侑李も大切だけど・・

ままは俺がいないとダメだから、

ぱぱはままのものなんだよ。

侑李も大切にしてくれる人探すんだよ”

、って・・言うの。

むぅ。侑李は、ぱぱが・・いーのにぃ。

・・でも、いーんだ。

侑李のままはねぇ～

すんごく優しくって可愛くって

・・ふふ、きれいなの。

世界一びじんさんなんだよぉ～。

侑李も大人になったら

あーゆう風になりたいなぁ。

それで、ぱぱみたいな人に

たいせーつにしてもらうのっ。んふふ。

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１階が、さーふぁーのお店やさんになってるの。

そのドアから入るんだよ。

「ただいまぁ～、ぱぱぁ。」

「こんちわ～。侑李の父ちゃん～。」

「こんにちは。侑李ちゃんのお父さん。」

大ちゃんと圭人の手をパッとはなして

お店のカウンターにいる

ぱぱに、ぎゅーってだきつくのっ。

ぱぱは、優しく侑李の髪なでなでして

「おかえり、侑李。大貴と圭人もいらっしゃい。
　・・ふふ、今日はきっと侑李が２人を連れて来る
　って思ってたみたいで、慧がおやつ作って２階で
　待ってるよ。」

「わぁ～い。
　大ちゃん圭人、おやつだってっ。
　んふふ～２階いこー！」

「おぅっっ。」

「うんっ。」

お店の奥のドアから入って２階にあがるとね

高木家のリビングだいにんぐが

あるんだよ～。

３人で、ドタバタと階段をあがって

リビングのドアをカチャっとあけて

「まま、ただいまぁ～。」

「侑李の母ちゃん、こんちわ～。」

「侑李ちゃんのお母さん
　こんにちは～。」

キッチンから、キレイな青いエプロンをした

ままが出てきて、ふんわりと笑って

「いらっしゃい、大ちゃんと圭人くん。
　おかえり、侑李。」

そーするとね、２人は・・ままを見て

ぽーっとしちゃって、テレちゃうんだよ。

侑李のままが可愛いからって・・

むぅ。侑李だって、かわいーのにっ。ぷんぷん。

「大ちゃんっ、圭人っ。もぅ。」