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=しあわせ・3= ページ16

「んんっ・・やぁ・・」


快感で慧は唇を離し

「んっはぁ・・だめぇ・・ぁっ・・んん」

甘い吐息を漏らし、身体を震わせる。



「ふふっ___。
 トロトロだな・・慧。」


「んゃっ・・ゆうや・さぁん・・
 だめぇ・・こえ・・がまんできな・いの・・」


俺は蕩けた慧の頬を撫でながら

「ふふ・・声、我慢しなくて・・いいよ。
 ずっと、黙ってたけどさ______。
 この部屋、防音なんだよ、慧。」


「ん・・えっ・・ぼうお・ん・・?」


「ああ・・。この家建てる時に・・
 一ヵ所防音にしようと思ってたんだよ。
 で、ここがその部屋。」



慧は一度俯いて・・バッと俺を見上げて

「もぅっ。なんで、だまってたのっっ??」



「いや〜。慧が、声我慢してるけど
 出ちゃうって感じが可愛くってさー。」



俺の胸元をグッと押した慧は

口をぷぅっとさせてプンプンと

「もぅっっ。やだっ、雄也さんのへんたいっ。
 もぅ、しらないっ。おれ、もぅ寝るっっ。」



俺の胸元をもっとグゥ―ッと押して

プリプリしながら

「ぷんっ。」っと部屋を出て行った・・・。





「ヤバい・・。」



俺は頭を抱えて

「あちゃ――――。やっちまったっ・・。
 言わなきゃよかったな・・失敗した・・。」





___________________




ふぅ・・。

深夜スタッフルームで仕事を終えて

2階の寝室へそっと入る。




慧は、ダブルベッドにきゅっと縮こまって

俺がいつも寝ている側を向いて

侑李みたいに、

すぅすぅと可愛い寝息を立てて寝ていた。





俺はギシリとベッドに腰掛けて

可愛らしい慧の寝顔を見つめ

柔らかい頬を撫でそっと囁く。





「慧、愛してるよ。
 しあわせと・・侑李をありがとう。慧___。」







遠くの街の、輝く海と、青い屋根の家と

しあわせと・・侑李と慧と俺と。




これからも、ずっと、これからも。



『おはよう。』


『いってきます。』


『いってらっしゃい。』


『ただいま。』


『おかえり。』


『いただきます。』


『ごちそうさま。』


『おやすみ。』





ずっと、言える様に、言っていける様に

しあわせと・・侑李と慧と俺と_______。





「おはよう_____。」





=おわり=

半ばのご挨拶→←=しあわせ・2=



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やぶひかとりんとりんけとちね信者(プロフ) - ゆうりくんなのにゆうりちゃん???んんん、わかんない。。 (2017年12月28日 21時) (レス) id: 1e0af25aaf (このIDを非表示/違反報告)
あひる☆(プロフ) - 藤ヶ谷絢乃さん» うふふ。がんばれ〜〜〜ぃ。 (2017年8月1日 17時) (レス) id: c8b281684c (このIDを非表示/違反報告)
あひる☆(プロフ) - あなちゃんさん» もぉっ。可愛いって言うほうが、可愛いんだよっ。んふふ。こっちは雨が降ってますよ〜。 (2017年8月1日 17時) (レス) id: c8b281684c (このIDを非表示/違反報告)
藤ヶ谷絢乃(プロフ) - あひる☆さん» レス付け忘れた…。笑 (2017年8月1日 17時) (レス) id: 806d90f8ef (このIDを非表示/違反報告)
藤ヶ谷絢乃(プロフ) - 頑張る〜! (2017年8月1日 17時) (レス) id: 806d90f8ef (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あひる☆ | 作成日時:2017年6月26日 12時

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