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気になって… ページ7
裕「本当だよ、」
一度は諦めた人、諦めた恋
そんな恋が…相手の方から舞い戻って来た
嬉しいに決まってる
「…良かった…」
今日は、やけに素直だな
裕「少し走るね…」
車を走らせながら、たわいもない話をした
逢わない間何をしてたか、とか
今日の天気の話とか、昨日の夕飯…
本当にどうでもいい事ばかり話した
そして、君は、後ろの席で楽しそうに笑ってた
笑う時に少し目をそらす、その癖はあの頃のまんま
「どこ行くの？」
Aちゃんが、聞いたのは走り出しから30分くらい経った頃だった
裕「窓、開けてごらん」
「…？」
窓が開いて…生暖かい風が入り込む
「…海？」
潮の香りが車に広がる
裕「そ、海に来ました〜」
笑
バックミラー越しに二人見つめ合って笑う
まるで、恋人みたいに…
そうなるのも時間の問題かな
それとも…
そんなに簡単にいかないのかな
.
.
君は…
幼馴染の奥さんだもんね
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作者名：トウコ
| 作成日時：2019年5月25日 18時
