Love Story &yuta (ページ29)

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食事ページ29

そんな二人の話を聞いて萎えそうな気持ちを
奮い立たせて、店に入った

途中で連絡を入れておいた個室のあるレストラン
秘密の守れる隠れ家的な店

「凄いね…裕君」

Aちゃんが、大きな目をグリグリ回しながら
俺に呟いく

「なんだか、高そうなお店…」

裕「そんな事ないよ…笑」

店の奥にある個室
入り口近くに食事用のテーブルがあり、奥の方には
リラックス出来るソファ、DVDやテレビも見れるようになってる

今日は、軽く食べれるフレンチにした
オーダーは、自分達の好みでいいし
軽くお酒も飲める

裕「嫌いな物とかある？」

確か昔はなんでも食べてたよね？
よくお代わりしてた、笑

「嫌いな物なんてないよ…」

屈託無く笑った君

裕「そっか、良かった」

椅子に並んで座ると、今まではバックミラー越しにしか見えなかった顔を真っ直ぐに見れた

可愛い…

芸能界にいて綺麗な女優さんとかタレントさんを
見慣れてるはずなのに、彼女は違って見える

何だろ、キラキラ光って見える

本当に…可愛いんですけど

「…何？裕君…笑」

「そんなに見ないで…」

裕「あ、ごめ…つい…」

裕「久しぶりだからさ…何か、懐かしくて…」

「…だから、って…」

「…」

裕「ん？」

.

.

「裕君みたいに綺麗な顔の人に見つめられたら
…」

「…ドキドキしちゃうよ…」

君は伏し目がちに下を向いた