哀しいkiss 3 (ページ49)

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太輔side

嫌…

太輔…嫌ッ

？

俺を…拒絶するの？

どうして？

アイツは…受け入れたくせに

アイツの背中に手を回し、アイツを受け入れ
そして、愛し合ったくせに

許さない

そんなの許さない

太「ダメ…」

太「ダメに決まってんだろ！」

硬く閉ざされ、乾き切ったソコに自身を押しつけた

…ッ

罰のような痛みに耐えて、自身で扉を押し開ける

ぐ、っ

ッ…

「…い、や…ッ」

苦痛で歪んだ顔

「や、……っ…」

痛みのせいか、肩で息をしてる

太「すぐに良くなる…」

そうだよな？
だから、アイツを受け入れたんだろ？

最初は、こんな風に嫌がっていても
そのうち…感じて、満たしてアイツを受け入れたんだろ？

「…や、ッ」

ゆるゆると腰を動かす

湿りのないナカが、こんなにも窮屈でピリピリする
なんて知らなかった

Aの、初めての時だってこれほど乾いてなかった

太「ツ、…」

なんなんだよ、A

そんなに俺が嫌なのか？

ムカ…つく

それならいっそ、壊れてしまえばいい

Aなんて壊れてしまえばいい

ぐっ！

「…あぅ…ッ！」

もう、どうなっても構わない

下から上へ

入り口から奥へ

摩擦で、ヒリヒリ痛む自身を動かした

まるで、動物みたいに

いや、動物はそこに命を繋ぐという大義名分がある

俺のそれは、愛も、癒しも、生…殖も

何一つない

もはや、罰のような行為だった

愛しい人を泣かせ…傷つけ、苦しめ…
ただ、自分のエゴを満たすだけの最低な行為だった