【実況者】どうも、高校時代の先輩です【ky】 (ページ6)

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四話ページ6

『キヨ…可愛い奴め』

あ、これかなり昔のやつだ。
売ったら高いのに…

私が物色していると、耳まで真っ赤にしたキヨが冊子を奪い取る

キ「これは！そんなんじゃねぇから！！」

『いや、どんなんなのよ』

思わず突っ込みを入れてしまったが、キヨはそれどころでは無いようだから良かった。
真っ赤になりながらそこに飾ってあるグッズたちを他の部屋に移しに行くキヨ。

キヨがいなくなったからか、後ろにいたお友達さんと目が合う。

ミステリアス女優…、、諦めよっか。

そう思いつつ話しかけると、肩を大きく揺らす

『えっと、はじめまして』

レ「は、はじめまして」

『女優の篠宮Aです』

レ「ｿﾞﾝｼﾞｱｹﾞﾃﾏｽ…」

どんどん後ずさっていくこの人。
なんかさ、あの現象だよね。駄目って言われたらしたくなるやつ。

あくまでも普通にしながら近づいていく。
滅茶苦茶楽しい

『お名前はなんて言うんですか？』

レ「ｴｯﾄｫ…、、香坂怜斗です」

『怜斗さん！キヨのお友達ですか？』

レ「ﾊｲ」

どんどん近づいていくたびに、顔を真っ赤にして後ずさる怜斗さん
すごく可愛い

そして楽しい

もう壁についたのか、焦った顔の怜斗さんが目に入る
よし、あとちょっと…

キ「先輩、何レトさんいじめてんの」

不意に横から声をかけられる
横を見ると、少し不貞腐れた顔のキヨが

『げ』

レ「キヨくんｯｯ！！！」

まぁ、事情聴取したかったからいっか