1-3「新」 ページ10
食堂から出て 外の様子を見ると
いつの間にか船は港についていたらしい
見る限りでは、"景気のいい島"って感じがする
「あ、やっと見つけた！！」
甲板の方に目をやると、アジさんが
こちらを指さし ぷりぷり怒っていた
怒り方のかわいさにツッコミたいところだが
それよりも手に持ってる どデカい袋は
なんぞや？？？？
「もう！探してたのよ、ったく......」
『なにゆえ？』
「買い物よ、アンタの服とかね」
ほら、行くわよ と強引に腕を引かれ
船からおりる
「そこ段差」
ﾄｩﾝｸ.......♡
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
『すみません、お金まで出してもらって....』
「別にいいわよ。Aも自分の服欲し
かったでしょ？」
「ずっと私のお古ばっか
着てたら嫌になるわよ」
はい、と手渡された服の入った袋を受け取り
ながら お礼を言う
この為の袋だったんですね〜
『嫌じゃなかったですけど』
「うそ、アンタ私の服着るとき
すんごい眉毛にシワ寄ってたわよ」
『しょうがないじゃないですか！』
アジさんの服を借りていたとき、
私と彼女では明らかにサイズが違いすぎるので
大昔に着ていたものを引っ張り出してもらったのだ
タンスの奥に眠っていた訳だから
埃、埃、埃のパラダイス
『くしゃみ我慢するので精一杯です！』
「あぁ、くしゃみ我慢してたのね
...........だから あんなブッサイクな顔＿＿」
『聞こえてますが！？？！？』
この船で過ごすうち、アジさんについて
気づいたことがある
それは、意外とお口が悪いってこと
黙ってりゃかわいいのに、、、、
この2日間で何千回と思っていた
「ほーら！ぼーっとしてないで
さっさと次行くよ！」
『え、まだ買うんですか！？』
「アンタは荷物持ちに決まってんでしょ
払ってやった分は体で返して。」
『鬼だ..........』
それと、人使いがとんでもなく荒くて＿＿＿
「あ、段差あるわよ」
『ﾄｩﾝｸ........』
＿＿＿ちゃんと優しい
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「あら、服を買ったの？」
『ロビンさん！....へへ、アジさんに
いっぱい買っちゃってもらいました』
「良かったじゃない？」
「貴方 ナミの服着るとき
ジャマイカタチヨタカみたいな顔してたもの」
『分からんのよ、例えが』
「ふふっ」
『1人でウケないでください』
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へけっ(プロフ) - ニャル子推しモブ子さん» ありがとうございます！！！れ！ (2021年9月17日 1時) (
レス) id: cab25b7876 (このIDを非表示/違反報告)
ニャル子推しモブ子 - ブラックが、凄く紳士的でイイヒトダナーと思っていたら原作通りでとても心が温まりました。 (2021年9月16日 16時) (レス) id: c5e4fda7ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：へけっ | 作成日時：2021年9月12日 21時
