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「ったく、客より食う奴がどこにいるんだよ!

......どうぞレディ♡おかわりです♡」

『どうも、、、』

人の頭吹っ飛ばして悪態ついてたくせに、
今は目がハートになってクネクネしてる、、、

「あなたの騎士(ナイト)サンジです、
何なりとお申し付けください」

『あ、じゃあ そこのお肉取ってください』

「喜んでぇぇぇえええ♡♡」


『..............おぉ』

肉うまし





「ねぇ、気づいちゃったことがあるんだけど。」

『何を?』

「......ほんとに聞いちゃってもいいの?」

『勿体ぶらないでください』


顔を覗き込んでアジさんの目を見ると
彼女は はぁ、とため息をついて口を開いた


「..........乗ってた船が転覆したんだよね?」

『はい、そうですけど?』

「荷物とか全部海の底ってことよね.......
........言いたいこと、わかる?」


船がころりんで、荷物がどぼん。


それは私が1番よく知ってることだけど?


困惑している私に気づいたのか、
頭上から本日2度目のため息が聞こえる


「あんた、お金もなしにこれからどう
すんのよ........」



どんがらがっしゃーん



アジさんの言葉を聞いた時、頭の中で雷がおちた
生ぬるいのじゃなくてやばい方の。
本気と書いてマジと読む方の。


『....エッ........ア.....エッ?』

私の口は鯉のようにパクパクしていて
マトモな言葉を喋れない


そんな私を見て、アジさんは やっぱり何も考えて
なかった、、、と頭を抱える


もう、ため息ばっかついて〜
幸せ逃げちゃいますよ〜


まぁ、ため息なんて吐かなくても幸せは簡単に
逃げていきますけどもね〜(号泣)




人生お先真っ暗への第一歩を踏み出した私

とりあえず、手に持っているお肉を食べちゃおう
と口を開けたところで手から肉が消える。


犯人はお察し、ボビーさんだ


奪った肉を美味しそうに食べちゃって まぁ、、、
最後の晩餐だったのにぃ




「なぁお前、名前は?」

『え、今聞きます?

.............Aですけど』


タイミングが謎だが、A、A、、、
と咀嚼するように私の名前を口にする彼の前には
何も言えなかった



「うん、決めた」



お肉ラストひとくちを ごくん!と飲み込んだ
ボビーさんは信じられないほど眩しい笑顔で
私を見た









「お前、俺たちと一緒に来いよ!!」







___どんがらがっしゃーん


また、頭に雷が落ちた

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へけっ(プロフ) - ニャル子推しモブ子さん» ありがとうございます!!!れ! (2021年9月17日 1時) (レス) id: cab25b7876 (このIDを非表示/違反報告)
ニャル子推しモブ子 - ブラックが、凄く紳士的でイイヒトダナーと思っていたら原作通りでとても心が温まりました。 (2021年9月16日 16時) (レス) id: c5e4fda7ec (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:へけっ | 作成日時:2021年9月12日 21時

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