with PROOF-2nd- (ページ8)

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ジャマスティエス王国
魔法士の村
→名前の通り、魔法士の集う村。20年前戦争で一回焼け野原になっていたが今はすっかり活気を取り戻した。私の出生地でもある。

R.A.

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アベはゆっくり、旅の記録をとじる。
宿屋から出て、酒場の外にアベは1人いた。

Ab「ここが俺の生まれた場所。」

アベの表情は恍惚としていた。
すると後ろのドアがすっと開いた。

Dt「アベ、来ないの？料理なくなるよ？」
Ab「おっと、それは、行く行く。」

リョウタに言われてアベはさっと立ち上がり、その場を後にしようとした。
しかし、一歩出たところでとまった。

Ab「ねぇ、あの時は言わなかったんだけど、、、。」
Dt「ん？なに？」
Ab「あの白い空間から、固定されるまでいやいや移動してたとき、1人の少年と目があったんだ。」
Dt「、、、。」
Ab「今、ふと思ったんだけど、その少年、すごくダテさんに似てるの。」

アベはじっとリョウタを見つめる。
そのとき、ふっとリョウタは笑った。

Ab「ん？」
Dt「アベの気のせいだよ。なんで俺がそこにいるの？俺はジャマスティエスの人だよ？」
Ab「そっか、、、。」
Dt「でしょ？、、、はやくいこ。」

「うん。」とぽつりとつぶやき、アベは再び足を動かした。

Ab「ダテさん、、、ショウタを傷つけたりしないよね？」

アベの呟いたこの一言がリョウタに届いたかはわからない。
ただ、アベは何か遠くにいってしまうように感じたのだった。

満点の星空に、流れ星が落ちた。