特殊捜査部隊【BTS】

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バーに潜入してから一時間…。

ターゲットは来ない。









その間ずっと私達は恋人を演じてるわけで。


任務だから仕方なく…
任務だから仕方なくコイツと…



ぐああああああっっ!!!!!






嫌だああああ!!!









恋人も嫌だけど
何よりこのファッション!!

ただの恥さらし!!




リーダー…許さないかんな…。









JG｢あのさ。」

「んあ!?何？」

JG｢…目怖いから。あと態度…。｣









マスターがこっちを見ている…。









「ごめんね？ちょっと女性ホルモン乱れてるみたいー♪ウフフ♪｣


JG｢…女性ホルモンって…。｣


マスター｢個性的な彼女ですね。」


JG｢あ、アハハ。そこがいいでしょ？アハハ。｣









ジョングク無理して笑ってる。
私…何か変な事言った？









無線からも笑い声が…。








JM「フハハハッ…。ホルモンバランス大丈夫？…ハハハハ!!」









いや。
アンタそんな笑ってたらバレるから。

何がそんなに楽しいの。









JG｢ジミヒョン集中してください。この人のホルモンバランスなんてどうでもいいでしょ。」


「や、アンタが怖いとか言うから。｣









もう……
今日ターゲット来ないんじゃないの…。








その時、無線から違う声が。









TH「こちらV。ターゲットと目的地に向かってる。あと3分くらい。｣


JG｢了解。やりましたね。ヒョン。｣


TH「苦労したもん〜。…あ。じゃあ…。｣









プチ。









JG｢皆、聞いてましたよね？」


JM「オッケー!」


「ほーい。」









…Vって誰だっけ…？









そしてとうとうターゲットが…









来た!!









タ「この店は僕の行きつけなんだよ。ぜひ、君を連れてきてあげたかったんだ。」



TH「すごい素敵ね。気に入ったかも。」









うっわぁ…。
ターゲットの連れの女…
色気が…。


妖艶って言ったほうが合ってる。





背中の大きく空いた真っ赤なワンピースに

黒いピンヒール

艶のあるなめらかな黒髪


長いまつ毛。


真っ赤なリップ。







その二人が私達の席の
ひとつ隣に座る。








JG｢ターゲット確認しました。」


「こっちも確認OK。｣


JM「見えてます。｣


JG｢Vヒョンの合図が出るまで待機。｣


JM.A｢了解。｣









ん。

Vって人…どこにいんの？

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