奇妙な仲 ページ29
TH｢そんな顔しないでよー。｣
｢ごめん…。あなたの気持ちがすごく分かるの。だから…。｣
TH｢アハハ。本当に優しい子っ。」
彼に頭を撫でられる。
その手は何人もの人を殺した手とは
思えないほど、細くて綺麗な手をしていた。
どう反応すればいいのか分からずに黙っていると
TH｢ごめんね。俺に触られるの嫌いだもんね。｣
｢…え。あ…。えっと…。｣
ますます困る。
TH｢なんかさ、Aちゃんのお母さん、俺は憎め無いな。｣
｢…何で。あんな人。｣
TH｢だって…俺の母親みたいなんだもん。｣
｢…っ。」
何も言い返せない。
私はそんな母を憎んでいるけど
彼はそんな母を見捨てず支えている…。
私にはできないと思ってしまった。
あなたは母を憎んだことは無いの？
どんな思いで支えているのだろう。
｢あの時…ごめん。人間じゃないとか言って…。確かに…人を殺すなんて許されない行為だけど、あなたはお母さんを支えてる。私より人間らしいよ。｣
TH｢…………。｣
彼は言葉を発しなかった。
ちょっとビックリしたように目をパチパチさせて…。
TH｢俺もごめん。偽善者とか言って。｣
｢ううん。いいの。その通りだもん。あの時のあなた怖かった。｣
TH｢ハハっ。いつも怖がるクセにー。｣
ナゼか私と連続殺人犯は
奇妙な仲になった。
誰もこの関係性に理解する者はいないだろう。
私だってあり得ないって思っていたんだから。
TH｢さてー!!せっかくラブホに居るんだし仲直りのエッt
｢帰ろう。もう遅いし。｣
TH｢ノリ悪いなー。も〜。｣
外はもう暗くて街の明かりがキラキラしている。
｢じゃあ!!ここで…。｣
私が彼に手を上げると彼は
また癖なのか爪を噛み始めている。
カリカリ…
真っ直ぐ見つめる先には
酔っぱらいの30代くらいの男性が。
TH｢ンフフ…｣
カリカリカリカリカリカリ
まさかっ…。
あの人を!!?
｢ダメ!!」
私は彼の前に立ちはだかる。
｢ねぇ!?落ち着いて!!正気になって!!」
彼の前に立ち彼の目を見る。
肩を揺らし気をこっちに移させる。
カリカリカリカリ
｢テヒョン君!!!!!」
TH｢……っ!?？」
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みかちょ - テテの画像めっちゃイケメン！ (2019年3月31日 21時) (
レス) id: a62675aae7 (このIDを非表示/違反報告)
ソニ(プロフ) - お話面白いです！でもグクの表記がJGなのが少し気になります（ ; ; ）でも！お話面白いです！ (2018年5月30日 23時) (レス) id: 727854f791 (このIDを非表示/違反報告)
ヒカリ(プロフ) - お米ちゃんさん» ありがとうございます( ＾ω＾ )続きをもっと頑張って書きますんで、これからも読んでくれたら嬉しいですo(*⌒―⌒*)oまた、コメント待ってます!! (2016年10月16日 0時) (レス) id: 60b35057e0 (このIDを非表示/違反報告)
ヒカリ(プロフ) - ふゆさん» コメントありがとうございます( ＾ω＾ )殺意ですか!?だ、誰に？!笑 大丈夫です。私もおかしいので。笑 ホントに嬉しいです(*^^*)ありがとうございます＼(^^)／ (2016年10月16日 0時) (レス) id: 60b35057e0 (このIDを非表示/違反報告)
お米ちゃん - 面白いです！！続き読みたい( ^ω^ ) (2016年10月13日 17時) (レス) id: 7f5cca34a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヒカリ
| 作成日時：2016年5月30日 17時
