雨が降り私は歌う [KZ] (ページ27)

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#twenty five ページ27

｢えーとはなんだまふまふ｣

すかさずそらるさんの恐ろしい目線がまふさんに刺さる←

まふさんはピシャリと固まった

『そらるさん』

固まったままのまふさんはほっておこうと結論が出たためそらるさんと向き合う

『歌い手の件なんですけど』

そらるさんは｢あー｣と少し気まずそうに微笑んだ

｢無理に言わせてごめんね。あれしか選択無くって｣

私はブンブンと首を振る

『良いですよ。あれは私が決めた事だし。元々歌は好きなので』

そらるさんは｢良かった｣と言いながら首をコテと倒す

｢それでどうしたの？｣

『機材とかどうすればいいんでしょうか？』

｢あー｣そらるさんさんはそう言ってうーんと考え出した

｢それなら僕のを貸しますよっ！！｣

まふさんがはいっ！と手を挙げながら私の方を見る

｢まぁまふの借りればいいか。でも彩ちゃんスマホとか持ってないでしょ？｣

ご名答です

そらるさんはやっぱりねと言いながら苦笑いをし私の頭にポンっと手を置く

｢じゃあ明日ついでに買いますか｣

『良いんですかっ！？』

思わず叫んでしまった事を深く反省しよう

そらるさんはクスクスと笑う

｢何かと不便だしね。スマホ無いと。まぁ一応パソコンは彩ちゃん専用のがあった方がいいと思うしついでにね、｣

『あぁパソコンもか。』

嬉しすぎてパソコンの事を忘れていた

パソコン入りますよね絶対に←

｢じゃあっ！！｣

今までの話をまとめるようにまふさんがいう

｢明日は9時に僕の家に集合でいいですかね？｣

私とそらるさんは顔を見合わせる

『話変わりましたね』

｢まぁまふのことだしいいんじゃないかな。さぁ彩ちゃん帰ろ｣

そらるさんは私に手を差し出す

えっ何この手？

｢そらるさんっ！！何気に彩を連れ出そうとしないで下さいっ！！彩は僕の家族ですっ！！｣

そらるさんは｢えー｣といつかのまふさんの言葉をそのまま返す

まふさんは｢さぁ早く帰ってください！！明日9時ですからねっ！｣とサッサっとそらるさんを追い出す

そらるさんが出ていったのを確認しまふさんは私の方を向いた

｢彩の部屋に置く物も買いますから何が欲しいか考えて置いてくださいね？｣

分かりましたっ！