雨が降り私は歌う [KZ] (ページ3)

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#two ページ3

私が目を覚ましたのは当たりが暗くなった時。

気づいたらフカフカのベットに寝かされていた。

『あ…』

声を出そうとしたが何かが詰まって出ない。

どうやら風邪をひいたらしい。

私は思わず苦笑い。

それもそのばず私はずっと雨に打たれていたもの。

私は辺りを見渡す。

それにしてもここは何処だろ？

高すぎる真っ白な天井。

どう見てもここは私の家では無い。

だれかが助けてくれたの？

あの時最後に聞いたあの綺麗な声な人が助けてくれたのかな？

私が首を傾げていると何かが私の膝に飛び乗ってきた。

キャッ！

私は思わず目をつぶる。

でもいつまでたっても何も起こらない。

ひっしっりと重みと温かさが感じるだけだ。

｢にァー｣

にゃあ？

私は固く閉じていた目をそっと開く。

そこには可愛すぎる天使のような子猫がいた。

『かっかわぁ…』

声には出来なかったがそのあまりの可愛さに私のは胸を打たれた。

すると天使のような子猫がつぶらな瞳で私を見つめる。

そしてもう一度にゃぁとなく。

あぁ可愛すぎるっ！

私は思わずその子を撫でた。

子猫は気持ち良さそうにゴロゴロと喉を鳴らす。

うーんたまらなく可愛いっ！

私が子猫に癒されているといきなりドアがバンッと開いた。

｢いろはっここに居たんですか！？｣

いろは？

この子の名前かな？

いろはと呼ばれた子猫はドアを開けた張本人を見るとニァンとなく。

私は釣られてその人物を目線で捉えた。

わぁカッコイイ…。

そこにたっていたのは長身のイケメンさん。

歳は20代辺りだろうかまだ少しあどけなさを残している。

でもなんでマスクなんてつけているんだろ？

私はコテと首を傾げているとやっと私に気づいた男の人は私を見てギョッとしていたが直ぐに優しく笑いかけた。

イケメンは何しても絵になるなぁ…。

｢大丈夫ですか？｣

男の人はそーと部屋の中に入ってくると私に近づいてくる。

もしかしてこの人が助けてくれたのかな？

だったらお礼言わなちゃ。

『ありが…』

あぁ声出なかったんだぁ…。

私は自分の声帯を恨んでいると男の人はクスリと笑った。

｢風邪ひいているんですけね。まぁあんな所で倒れてましたし。｣

うっ…。

｢なんであんな所に居たのかはまた後から聞くとしてもその調子なら元気そうですね。｣

良かったですっ！そう言ってニコニコ笑う彼。