【悪役令嬢】私シンデレラの姉なんですけど【ならぬ悪役姉】

やっとかえることができました ページ44

「あら！もうこんな時間なのですね」



『えぇ･･･そうみたいですね』



「何気に楽器片付けてたのかぁ！偉いなドリゼラ〜」



やっと自分の入る隙ができたことに喜びを隠せない国王、クォーツ先生に苦笑いしながら私は帰りたいオーラを前面に出して玄関へとつま先を向けた



「もうお帰りになってしまうのですか･･･もう会えないかも知れませんね･･･」



「また来てくれ！一生のお願いだ！！！！」



『普通にまた来ますけど』



名残惜しんでくれるのは大いにありがたいが私に戦地へと派遣される兵士を見る目を向ける親子は一体何を思っているんだろう



「またお会いしましょうねー！！」



手を振りながらお屋敷を出て、ベロニカと合流する



『ベロニカ･･･お久しぶりね』



「ええ、約1ヶ月といったところでしょうか！」



それは作者が忙しいからなんだよ。ごめんね。代表して謝りますすんまそん。



『そういうことにしておきましょう。』



馬車に乗り、流れる景色を眺めて私はふと思った



『ユナ･･･』



最愛の友、ユナ・クリスティンは今何をしているのだろうか。



────


「おかえりー！！いやぁもう帰ってこないかと思ってたよ！！」



『いやごめんて』



更新して無くてすみませんね！これからちょこちょこやっていきますよ多分！！



「あら生きてたんですねドリゼラ。もう会えないことかと思ってたわ」



『物語的には日付も変わってないですからもうそういうメタな発言やめません？』



鞄をベロニカに渡してコートを脱ぐ



「あぁそう言えば」とお母様が手紙を出した



「先ほどユナ・クリスティンから手紙が届いていました。彼女の誕生日がどうとかなんとか」



ぱっと手紙に目をやると、ユナの字でパーティの招待状が書かれていた



『ユナの誕生日！！もう来月なのね！』



ユナの誕生日は私の誕生日の1ヶ月後。考えるだけでウキウキしちゃう！



「あとは･･･こんな手紙も来ていました。あなた宛です」



『･･･？』



和紙のような便箋に達筆な字で書かれた手紙


ドリゼラ・トレメイン様

前略
お会いしたいです。いつでも僕のところへ
かしこ

遊馬 達



『？？？』



ちんぷんかんぷんである。なぜ？なぜ今？なぜ知ってるの？なぜ会いたいの？なぜ男なのにかしこ？
いやかしこについては細かいか。すみませんね文系なもんで



「明日、行ってもらいます」



それは、全米が予測できなかった事態だった。

「ぴんぽんぱんぷぉぉぉん！」「君っていつも元気だねー」→←ありすくぉーつはくさっていました

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