おせっきょうしました ページ36
「･･･ｸﾞｽﾝ」
ノアも有罪だったという。綺麗なたんこぶが付いております。
『やばい、体冷えてきた･･･もうこんなことしちゃダメだよ？せっかく顔はいいんだから･･･』
そそくさと説教を終わらせよう。湯船が恋しいからね。
「顔はいい？かっこいーってことか？」
あちゃぁ〜皇子くんたちはそこに来るかぁ〜☆
『うん。かっこいいかっこいい』
ワチャワチャワチャワチャ勝手に向こう側がうるさくなってきたので私とアナスタシアは退散。
再び湯船に。
「ねぇ、ねぇちゃん」
『ん？どうしたの』
静寂が訪れる。良く耳をすませば皇子達の馬鹿でかい騒ぎ声も聞こえる。
「･･･」
『なに？珍しいね、静かなアナスタシア。』
目を瞑り、深呼吸をしているよう。待っているとしばらくして口を開いた。
「幸せだね」
『うん。とっても幸せだね』
にこっ、いつか見た優しい少女の笑み。
「ずっと、続けばいいな･･･」
『･･･』
なんだか心がもやもやする。急に頭の中に一人の少女が思い浮かべられた。
『アリス・クウォーツ･･･』
言うだけで私の胸の中にタコみたいな得体の知れないものが入り込んでくる感覚がする。
「ねぇちゃん！」
いつの間にか閉じていたまぶたを開けると、アナスタシアが私の真ん前に来ていた。
『ん、なに？』
アナスタシアは私をがばりと抱きしめてこう言った。
「惑わされちゃダメ、“それ”にとらわれちゃ、いけない。すべて、わすれてしまうから」
なんだかお母さんのようだった。
──────────
「やっぴー！怒られた人たち！！」
アナスタシアが走って何やら集まっている皇子たちのもとへ。
私も行ってみると、
『あっ！赤の王国の本！』
ずっと欲しかったものがやっと届いていた。
──────────
「なんて書いてあるんだ？？」
「スシだろ！それかニンジャ！！」
『いや滅多にそんなタイトルないから』
赤の王国は唯一言語が違う国。私はこの国の言葉を今世で学んで、前世から赤の王国の言葉を受け継いでいるので、実は赤の王国の言語、赤本語(あかもとご)のほうが出来る。
「どんなお話〜？おれ数字以外読めない〜」
「ええっとね、これは赤の王国で昔活躍した人の伝記だよ。この人は昔の貴族の人」
しばらく本を漁っていた。
あかのおうこくについてしりました→←おふろのじかんでした▼どりぜらのたーん
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つゆロロ(プロフ) - アリスさんの本性が意外だwさん» ありがとうございます。貴方のような天使によってこの物語は支えられているのですね･･･なるほどぉ。続編でも新キャラ出てきますので、お楽しみにー！ (2018年4月19日 21時) (
レス) id: 3fbfa2c7b2 (このIDを非表示/違反報告)
アリスさんの本性が意外だw - お帰りなさい。少なくともここにヒトリ更新を心待ちにしていた者がいますよ？
ずっと続きが読みたかったので更新再開嬉しいです♪
楽しみにしてます。これからもがんばって下さい！ (2018年4月19日 7時) (携帯から) (レス) id: 4f4058a2da (このIDを非表示/違反報告)
つゆロロ(プロフ) - チョークさん» ありがとうございます。深夜に思いついたお話なので、下の方に突っ走っております(ﾆｺｯ (2018年2月12日 11時) (レス) id: 3fbfa2c7b2 (このIDを非表示/違反報告)
チョーク(プロフ) - 国王がロリコンとは……！思わず笑ってしまいました！この発想はなかったです。続き楽しみに待っています^^* (2018年2月12日 11時) (レス) id: e74d4ea6bf (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - つゆロロさん» な、なんか部外者がすみません！ いや…ディズニーって著作権が厳しいって聞いたので読めなくなったらどうしようと思ったらつい……これからも更新頑張ってください！！ (2018年2月3日 20時) (レス) id: cce5a6453e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：つゆロロ | 作成日時：2017年12月18日 1時
