おかあさまがおこりました ページ3
その後ガラスの破片をそそくさと片付け、夕食を食べに向かった。
『お母様、ご機嫌麗しゅう』
部屋には「失礼いたします」と入り部屋に既に入っているひとには一言ご挨拶を。おかあさまとのルール。屋敷には使用人とかあさましかいなく、一人娘だった私は礼儀作法、勉学、音楽。その三つに財産を注がれた。
「ごげんようドリゼラ。時間通り、えらいわね」
『恐縮ですワ』
席に付くと、なんだかガラスを割ってしまったことを隠すのはだめだなと思ったので、怒られる覚悟で私は口を開いた。
『お母様、あの･･･』
「何ですの」
冷たい顔に見えるけど。ちゃんと私の話に耳を傾けている。
『今日、図書室でびんを割ってしまいました。申し訳ございません』
「昼間ですか？」
『ええ。割った直後に言うべきでしたが、言うのをためらってしまいました。誠に申し訳ございません。』
立ち上がり、深くお辞儀をする。これが謝罪の作法。怒られるのは当然だ。そう思い下唇を噛み締めた。
「いいわ。分かりました。これは割ったあなたも悪いけれど･･･どうしてそんな所にびんなんか置いてあるのでしょうね。」
使用人がぎくりと跳ねた。そう言えばそうだな･･･図書室にそんなもの置く必要あったかね。
「･･･」
「答えなさい。どうして置いているの？」
「ええと･･･その･･･水が飲みたくて、飲んだあとそのままに･･･」
「図書室は飲食禁止よ！あなた分かっていたのよね？」
「は、はい･･･」
「水は図書室で飲んではいけません！規則をまもるのは基本でしょう。それと、」
母は私を撫でた。
「偉いわ。ちゃんと謝ってくれてありがとう。自分で始末したのも、すばらしいわ」
真剣な顔で褒められるとむず痒くてしょうがないけれど、やっぱり悪いことしちゃいけないなって思った。罪悪感もなくなり美味しいご飯を食べた後はお風呂に入り、自分の記憶について紙に書きまとめた。
私、富田Aは元は18歳。童話が好きでよく見ていたのが灰かぶり姫、そしてその世界の意地悪な姉�，離疋螢璽蕕謀樟犬靴討い襦�
そして来週あたりに初めて会う生き別れの妹が姉�△世蹐Α�
まぁへんなオトメイトゲームの悪役になるよりかはいいかな･･･よく知ってる物語だし。
眠くなってきた体をベッドに委ねて、その日は眠りについた。
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つゆロロ(プロフ) - アリスさんの本性が意外だwさん» ありがとうございます。貴方のような天使によってこの物語は支えられているのですね･･･なるほどぉ。続編でも新キャラ出てきますので、お楽しみにー！ (2018年4月19日 21時) (
レス) id: 3fbfa2c7b2 (このIDを非表示/違反報告)
アリスさんの本性が意外だw - お帰りなさい。少なくともここにヒトリ更新を心待ちにしていた者がいますよ？
ずっと続きが読みたかったので更新再開嬉しいです♪
楽しみにしてます。これからもがんばって下さい！ (2018年4月19日 7時) (携帯から) (レス) id: 4f4058a2da (このIDを非表示/違反報告)
つゆロロ(プロフ) - チョークさん» ありがとうございます。深夜に思いついたお話なので、下の方に突っ走っております(ﾆｺｯ (2018年2月12日 11時) (レス) id: 3fbfa2c7b2 (このIDを非表示/違反報告)
チョーク(プロフ) - 国王がロリコンとは……！思わず笑ってしまいました！この発想はなかったです。続き楽しみに待っています^^* (2018年2月12日 11時) (レス) id: e74d4ea6bf (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - つゆロロさん» な、なんか部外者がすみません！ いや…ディズニーって著作権が厳しいって聞いたので読めなくなったらどうしようと思ったらつい……これからも更新頑張ってください！！ (2018年2月3日 20時) (レス) id: cce5a6453e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：つゆロロ | 作成日時：2017年12月18日 1時
