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「翔も何か言ってよ」
お願いだから。そんな声が聞こえる気がする。でも真壁君はなにも言わない
「何で黙ってるの？」
「お前が景山を嫌ってたのは事実だろ」
申し訳無さそうに目線を外す彼は、熊沢さんの隣である自分の席から立ち上がり、距離をとる。彼女の心中を思うといたたまれない。1番信じて欲しい人に信じて貰えないのだから。なんで、どうして、と自分の何処に非があるのか必死に探すのだ。
耐えきれなくなった彼女は真壁君を追い掛けて立ち上がる
「マネージャーのあんただって更衣室に入れるでしょ！」
「何何何...まさかの新たな容疑者？」
「...って事は2人のどっちかが犯人って事？」
事情が有って選手からマネージャーと転身した彼も更衣室に入れることを知り、皆は疑いの目を彼女だけでなく彼まで広めた。疑う事しかしない皆は、人間の大切な部分がまだ子供なのだ。
体が大人になり老人になろうが、性格がどんなに変わろうが、その人に備わる人間性という物は時間が成長させる訳じゃない。一種の経験だけがそれを大きくできる。
するとそこに一人、落ち着いた声が聞こえた。それは昨日の授業の最終的な犯人…いや、加害者として先生からの言葉を受けた宇佐美さん。ジャージだけで判断するのは危険だと思う。そういう彼女は、皆より1歩後ろに下がり物事の全体を見ていた
「普通に入ってきたんですけど」
「よく居られるよね。元はと言えば全部あんたが悪いのに」
「あんたが動画をアップしなきゃ澪奈は自
殺何かしなかったし私達がこんな目に遭う事もなかった！」
酷い言い草だ。確かにフェイク動画がキッカケで澪奈に対するイジメは始まった。だけど、実際にイジメたのはあなた達もじゃないか。
「え？ねぇ、それ分かって言ってんの？」
その言葉を受けて宇佐美さんは教室を後にした。
『分かっていないのはあなた達じゃないの？』
｢…それどういう事？アレかな、喧嘩売ってるのかな？｣
思わず零した私の声を拾ったのか水越さんは、笑いを浮かべ、からかうようにしながらも静かに怒りをこちらに向けていた
『水越さんにそう伝わったのなら、私の言葉が足りなかった証拠だ。でも、さっき言ったのは私の本心だよ。喧嘩じゃないけど、反感を買うのだろうなとは思う。宇佐美さんは目の前の事にしか意識が無い皆より、よっぽど真っ直ぐに進んでるよ』
じゃあ、と教室を後にする。宇佐美さんを追ってトイレに向かうとそこには既に茅野ちゃんがいて、彼女と話していた
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理音(プロフ) - 続き気になります！更新楽しみにしています！ (2022年8月20日 18時) (
レス) id: d2e2ccbd11 (このIDを非表示/違反報告)
蒼炎(プロフ) - 初めまして！柊一颯落ちで物凄く嬉しいです！！更新待っています！これからも頑張ってください！！ (2021年2月26日 21時) (レス) id: bdaf0ebad8 (このIDを非表示/違反報告)
くすさな(プロフ) - しろごめさん» ありがとうございます！柊先生オチです(≧ω≦)bこれからもよろしくお願いします(*^^*) (2019年3月16日 8時) (レス) id: 780399e946 (このIDを非表示/違反報告)
しろごめ(プロフ) - コメント失礼します！ぶっきー落ちと聞いて見に来ました！笑更新頑張ってください、応援してます！！(*´∀｀*) (2019年3月15日 23時) (レス) id: f6e80c062e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くすさな x他1人 | 作成日時：2019年3月14日 23時
