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理由38 ページ43

サヤsaid

気づけば引越しの日が来ていた。


サヤ母「本当にお別れ言わなくていいの?」

サヤ「うん、大丈夫」

別れを言わない理由?

そんなの簡単だよ。


サヤ「これは別れなんかじゃないんだ。またいつか君と会うことが出来たなら笑顔でただいまって言えるように」

サヤ母「サヤ〜。そろそろ時間よ?」

サヤ「分かってる。今行くよ。」

私はずっと玄師くんのこと忘れないから。
だからどうか私のことを頭の片隅でいいから覚えていてね。
そして、また二人会えたならおかえりって言ってほしいな。


引越しの車が動いて私が住んでいた街の風景が見える。
あの秘密基地がある森が見えると何だか胸が締め付けられるような感情に襲われて涙が止まらなくなった。
笑顔でいたかったのにな。


サヤ「またね、玄師くん」

後部座席で涙混じりの声は誰にも聞こえず私の心だけに響いて消えた。
あの手紙読んでくれるといいな。


私の手には玄師くんがくれた花束を抱えて笑う女の子の絵がしっかりと握り締められていた。

君がいなくなった街は→←理由37



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Tomo(*´∀`)(プロフ) - 現代に戻ります (2018年5月15日 17時) (レス) id: 7f50799304 (このIDを非表示/違反報告)
Tomo(*´∀`)(プロフ) - そろそろ終盤に差し掛かってきた (2018年5月14日 18時) (レス) id: 7f50799304 (このIDを非表示/違反報告)
Tomo(*´∀`)(プロフ) - 打上花火ですね。 (2018年5月13日 12時) (レス) id: 7f50799304 (このIDを非表示/違反報告)
Tomo(*´∀`)(プロフ) - 久しぶりです。昨日からまた書き始めました。良かったらコメントお願いします。励みになります。 (2018年5月13日 11時) (レス) id: 7f50799304 (このIDを非表示/違反報告)
Tomo(*´∀`)(プロフ) - 打上花火を少し重ねています (2018年3月17日 9時) (レス) id: 13f8a09a65 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Tomo(*´∀`) | 作成日時:2017年6月8日 18時

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