彼氏はともくん

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「ともくーん！おかえり！」


智「…ただいま、」


「寒かったやろー？手洗ってき〜」


智「…」









帰宅したらとりあえずトコトコ洗面所へ。



朝より疲れたお顔が、また愛おしい。









智「…」


「お気に入りのスウェット乾いてるで〜」


智「…！」


「早く着替えてき〜」








ともくんは、服でテンションが上下しがち。









お気に入りの服やとめちゃくちゃご機嫌やし、

自分で選んだ服を着てみたけど、その日の気分に合わへんかったらいじけるし。笑




単純やろ？









せやから、オキニのスウェット着たら、
元気復活すると思う！！笑









「スウェット1枚で寒くないん？」


智「……ない」


「ほんまー？私めっちゃ寒いねんけど」


智「…」


「わぁ、ともくんの首あったかい…ホッカイロみたい。笑」









私が寒いって言うたらね、
私の手を自分の首に持ってって触らせてくれんねんで。



イケメンやろ！好き〜！



で、恥ずかしいから絶対私の方向かへんの。



下向いて、照れちゃって。









他の人に触られると、ビクってするのにね。









ともくんがもしお話得意やったら、

キザなセリフをめちゃくちゃカッコつけて吐き捨てて、イキるタイプやと思うねん。




いまも心の中で、クッセー言葉話してるんとちゃうかな。




私の妄想力が、どんどん鍛えられていく。




いらん能力やわぁ…。









智「…？」


「あったまった！ありがとう」


智「…」


「あ、ニヤけてる」


智「…」


「ごめんて、笑
ぷいってせんといてよ〜」


智「ぷい、、」








ほらもう、ぷいとかばっか声に出すんやもん。



ずるい！ともくんずるい！！









智「…！！」


「あ、それなぁ、可愛いやろ！
新しいお花のおもちゃ」


智「…かわいい」


「スーパーに売ってたんよ〜。気づいたら買ってたよね〜。」


智「…♪」









ぷいっと後ろを向いたと思ったら
もう次の物に目が集中。笑



ほんま忙しいわぁ〜









でも、新しいお花、気に入ってくれたみたいで嬉しい。









「ん？なに？」


智「……ありがとう、、A」


「ふふ、ええよ。また見つけたら買ってくるな」









ちゃんと名前を呼んでくれるところも、
ともくんらしくて大好き。

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