deepred miracle <sho.hirano> (ページ21)

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21話ページ21

七瀬｢ほんとにもう終わらん！！！｣

『私たちちょっと馬鹿すぎるかもね。』

七瀬とふたりで課題を片付けようと奮闘中。
でも全く終わる気配なし。

気づくと時刻は19時を回っていた。

約束の時間は20時。待ち合わせ場所は渋谷駅前。

『ちょっと今日予定あるから、そろそろ帰るね。』

七瀬｢あ、また廉くん？もー！廉くんはみんなの廉くんだよ？でもあれはAが廉くんのこと好きなんじゃなくて廉くんがAのこと好きな感じだね！｣

『何馬鹿なこといってんの？？』

七瀬｢いいなぁー！私もイケメンに好かれたかった。｣

『いやあなた彼氏いるじゃん！！』

七瀬｢え！？あいつと廉くん比べる？雲泥の差ってか生きてる次元が違うけど？｣

『もー。失礼だよ？』

七瀬｢まあ、私とAも生きてる次元違うから彼氏がそうなるのもしょうがないね〜。｣

『全くそんなことないし、廉は彼氏じゃない！！』

七瀬｢あ！いつから呼び捨てするようになったのー！もうずるい！｣

『普通にバイトだから！また明日ね！』

しつこく聞いてくる七瀬にそそくさと別れを告げ、渋谷に向かった。