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_神力は、人間に与えてしまうと人間は高確率で壊れてしまうんです。



_あぁ、一部の人間は耐えきれるとも聞きましたが、見たことはありませんでした。




「あなたが、初めてです。」




うすく目を開けていると、声が聞こえた。



頭の中の自分の声だと思っていた声は、やがて一人の人物を思い出させる。



「お元気ですか?鈴様」



男性、だ。



…いや、それが名前ではないのだが、たしか私はそう呼んでいた気がする。



普通の日常を送っていたら最近のことなのだろうがもう遠い昔のようだ。



体を動かしたいが、異常な怠さで動けない。



せめて声を発せないかと口を開けた。



『……、………。』



どうも声が出ない。



「空回りしてるんですよ」



何が?と、居場所がわからない男性に、問う。



「霊力、また、神力が。あなたの中で、ぐるぐると死の渦を舞いてるんです」




へぇ、面白い。



じゃあ私、やっぱりもう死ぬんだ?




「何を仰ってるんですか!」



それまで小声だった男性が、急に声を張り上げた。



びくりとして、首を傾げたいが、重い頭が傾いただけ。



「そう簡単に死なれては困るんですよ。先程も言ったでしょう。"あなたが初めて"だと」




…。



「神力は、一度体内に入れば抜くことが出来ない。あなたは神力をも吸収したすごい人間なんです」



『…はぁ…?』



かすかすだが、やっと声が出た。



それも無視されて男性の口は動き続ける。



「きっと、前と同じようにすぐに死ぬだろうと思っていたのでしょうね」




そして、思い出す。



好意にくれたと思っていたその行為。




そんな行為を



あの神様方は笑顔でしていたのか。





やっぱり、所詮神様と人間なのか




そんなことを思わざるを得なかった。



気付かぬうちに霊力か神力で治癒したのだろうか。



私は起き上がり、立ち上がった。




『……今から何をするんですか』



見えない男性に聞く。




すると、笑い声だけが帰ってきた。

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ニャンコソバ2(プロフ) - 若葉さん» うわぁあ!!まだ見てくださってた方が…!!ありがとうございます頑張れます…!! (2020年11月8日 10時) (レス) id: addc7bb8eb (このIDを非表示/違反報告)
若葉 - 更新待ってます! (2020年11月8日 1時) (レス) id: 5ef262c096 (このIDを非表示/違反報告)
ニャンコソバ2(プロフ) - 幸別愛友さん» ありがとうございますー!!!これからもどうぞよろしくお願いします!! (2019年12月14日 6時) (レス) id: addc7bb8eb (このIDを非表示/違反報告)
幸別愛友 - この世界観すごく好きです!続きがすごく楽しみです!待ってます!! (2019年11月12日 23時) (レス) id: 978af02bfc (このIDを非表示/違反報告)
ニャンコソバ2(プロフ) - さらさん» うわぁあありがとうございます!!!!!オチは悩み中です…。いきあたりばったりで書いてる駄作者なので…。 これからも応援よろしくお願いしますっっっ (2019年11月5日 22時) (レス) id: addc7bb8eb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ニャンコソバ | 作成日時:2018年12月31日 17時

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