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翌日の大学。
授業が終わると私は教室を飛び出した。
持ってきた荷物も放ったらかしたまま。
いつもならすぐに片付けていたけど今はそんなのどうでもいい。
私のやるべきことは一つだけだ。
“二人目…？”
“そうだよ、俺は一人目じゃない。”
“私の友達は伊沢さんが初めてです”
“Aちゃんにはもう一人、思いに応えなきゃいけないひとがいるでしょ”
あの後、伊沢さんが言った言葉。
そうだ、私にはまだちゃんと言わなきゃいけない人がいる。
角を曲がれば見覚えのある後ろ姿。
「見つけた…っ」
ねえ、“水上颯”。
貴方が私のことを軽蔑してしまう前に、
私が本当に言いたかったこと全部包み隠さず言うよ。
「水上、くん…っ！」
いつもより大きな声で叫ぶ。
その声に反応して足を止め、
振り返った彼は、視界に私を入れると目を見開いた。
「なんで…、」
「………ずっと、友達なんているだけ無駄だと思ってた。」
乱れた呼吸を整える反面、心拍数が徐々に上がる。
「人に合わせるとか顔色を伺いながら過ごすなんて、私には出来ないって思ってたから…っ」
人の目を見て、自分の思いを伝えるなんて初めてだなぁ…
足が震えて、心臓に手を当てなくても鼓動の音が聞こえる。
「でもようやく分かった。友達ってさ、自由に物事話せる相手なんだって…」
「…何が言いたいの。」
冷たい声に思わず体が怯みそうになる。
水上颯の顔を見ても何を考えているのかはわからない。
「私ね、多分逃げてたんだと思う。
合わせるのが無理だってことを口実にしてさ、ずるいよね。」
昨日の夜、言うこと全部考えてきたのに
いざ言おうとすると、頭が真っ白になって考えた通りに言葉が出ない。
話なんて全く繋がってないけど、
でも、それでも伝えたくて感情と勢いのままに喋る。
続く (更新停止中)
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おれを@コメ専用(プロフ) - れもん味さん» ありがとうございます^^とても励みになります！グダグダな話にはなりますが、これからも応援よろしくお願いします！^^ (2018年11月22日 0時) (
レス) id: 1ca3bc7ae9 (このIDを非表示/違反報告)
れもん味 - すっごい面白いです！主人公のミステリアスな感じが好きです！更新頑張ってください！ (2018年11月19日 17時) (レス) id: 2102dbe1ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おれを | 作成日時：2018年11月13日 22時
