136話 ページ8
「で、A国に来たわけだが」
「早すぎんだろ」
現在、広めの要塞の前に立つ男達。
A国公式のものではない。何かの団体の拠点だろうか。
当然のように幹部の殆どが出向いているのだが…よくよく考えると、敵国に幹部がお出かけなど、危険性はショッピングとは訳が違う。
それに、全員目がバイオレンス過ぎる。気が立っているのだろうか。
…当たり前と言ったら、当たり前だ。
「思ったより早く着いたなぁ。」
「ともさんを何回も働かせてしまった…」
「全然OKですよっ！Aさん、絶対救出してくださいね！」と明朗に言っていた赤髪のあの人を思い浮かべる。優しい人だ。
いや、法定速度に関しては全く優しくなかったが。
(普段安全運転してはる分、羽目外すとやばいんかな…)
あれならAと5階から紐なしバンジーの方がマシだと大先生は密かに思った。
「…じゃ、行くか。」
「せやね〜。みんな準備おっけ？」
くるっと振り向いて指で丸を作るペ神に、一同は頷いた。
「…奪還や！！！」
声高々に、誰かが言った。
いや、全員だったのかもしれない。
“…まずは、爆発だ。派手に音を鳴らしまくれ。…出来ればこれでAに俺たちの存在を解らせたい”
「うぉぉおお！！！」
「はいゾムさん、次！」
木の上に登っていたゾムがエーミールと一緒に手榴弾を投げ込む。
それはもう、運動会の玉入れと錯覚するほど投げまくる。
「そろそろ爆発！！伏せてや！！」
了解っ！！と返事が終わるや否や、あたりに小爆発でバンっと音が鳴り響く。
「ええやん！楽しい！」
「楽しいとかいう事ちゃうんやがな…」
「Aに届け！俺の乙女心っ」
「乙女心＝手榴弾…？」
「多分その乙女、防弾ガラスのハートしとる」
“…次、乗り込め。出来るだけどんちゃんやって。兵士が来たら殺さない程度にしといてやれ”
「おらっ」
ショッピが放った矢がキンと音を立てて、門を斜め上から吊るしていたワイヤーを次々切断していく。
「すげぇショッピくん！」
「ふっ、まぁこんなもんっすわ」
「珍しい、ドヤっとる……」
「そっすか？お、開いた」
どぉん…と音がして扉が開く。
と、同時にシャオロン、コネシマが駆け込んだ。
「オラオラオラァ！！！」
「スコップの錆にしてやるわ！！」
スコップを振り回すシャオロンに、鉄製の剣を振るコネシマ。
「何者だ！？」
「つ、強い！？」
慌てふためく兵士たちが、次々倒れていく。
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774号（現在稼働中）(プロフ) - Nebelさん» もちろんです！掲載は遅くなってしまうかもしれませんが……ですが、リクエストを頂けるの、本当に嬉しいんです！いつもありがとうございます！！ (2022年8月19日 8時) (
レス) id: a4d1e34ed0 (このIDを非表示/違反報告)
774号（現在稼働中）(プロフ) - マロンさん» ぁ、コメント欄に天使様が……！(跪く)今日中には1話更新できると思うのでどうかお待ちください…！ (2022年8月19日 8時) (レス) id: a4d1e34ed0 (このIDを非表示/違反報告)
Nebel(プロフ) - ！？ 2つともリクエスト書いてくださるんですか！？本当にありがとうございます!！本当に4回目にもかかわらずリクエスト聞いてくださってありがとうございます！! (2022年8月19日 2時) (レス) @page40 id: ad724ae68b (このIDを非表示/違反報告)
マロン(プロフ) - リクエストを受けてくださるだけでありがたいです！いくらでも待ちますので、無理せず書いてくださいね (2022年8月19日 1時) (レス) @page40 id: 3bf4e7811a (このIDを非表示/違反報告)
774号（現在稼働中）(プロフ) - Nebelさん» 4回目!!!感涙です!!!もちろん、お受け致します!!!せっかくなので2つとも書いてしまいますね。マロン様のリクエストを書き終わったら直ぐ取り掛からせていただきます!! (2022年8月18日 11時) (レス) id: 982b5437b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：774号（現在稼働中） | 作者ホームページ：os復活！！うおぉおおおおおおおおおおおお！！！！
作成日時：2022年6月26日 21時
