170話 ページ47
同時刻、情報司令部にて。
ひたすら液晶を睨みインカムへ喋りかけるロボロの小さい背中を、尊敬の目で見ている部下たち。
どんなに普段捏造でイジられようと、仕事をしている時はカッコいいのだ、ロボロは。それは他の幹部にも共通して言えることだけど。
「っあー……？おかしいな……」
ふと、ディスプレイに表示された情報の数々の中に違和感を見出し、思わず声を漏らした。
小さな声だったし、雑面で遮られているのもあるので部下たちには聞こえなかったようだった。
何がおかしいと言えば、表示された推定人数だと30人ほどの相手方が消えているのだ。
我々国の一般兵が始末した数だってしっかりカウントされているし、誤差はプラマイ数人以下に収まるはずなのに、それでも30人前後の一軍が「確認された生存者数」欄にカウントされていない。
「……防犯システムを掻い潜った……？30人だけ……」
では、その30人はどこにいるのか。
眉根を寄せて考えていたロボロ。だから、侵入者の気配に気が付かなかったのだろう。
背後で部下の悲鳴が聞こえた。
「ロボロ様！！！逃げてッ………」
「っ！？」
振り向けば、男の集団が頭から血を流した部下の胸ぐらを掴んでいたところだった。
咄嗟に連絡しようとしたのか、その手にはインカムが握られていた。…すぐに剥ぎ取られたが。
瞬時に状況を把握し、腰へ手を伸ばす。
万一の時のために持っていた拳銃を構えたはいいものの、ロボロの人差し指が引き金に掛かる前にもう彼らの弾丸は距離数センチまで飛んできていた。
間に合うわけもなく。
「ぁ………」
どさり、オレンジ色の和服が床へ崩れた。
血溜まりが床に這う。
「……気絶か死亡…か？」
「ああ。」
男たちがボソボソと話し合う。
男の一人がロボロの近くに転がった銃を拾い上げ、弾を確認する。
終わるとガチャっと音がして、拳銃が床へ放り投げられた。
部下たちは皆気絶させられていたため、部室の中は気味が悪い程に静かだった。
「……俺たちの目的はここを行動不能にすること。ならばもう任務は完了だ。」
『へぇ、そりゃあお疲れさん。でも残業やで君ら』
「「「！？」」」
リーダー格らしき男がそう重々しく言ったとき、後ろ───入り口の方から、平淡な声が聞こえた。
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774号（現在稼働中）(プロフ) - Nebelさん» もちろんです！掲載は遅くなってしまうかもしれませんが……ですが、リクエストを頂けるの、本当に嬉しいんです！いつもありがとうございます！！ (2022年8月19日 8時) (
レス) id: a4d1e34ed0 (このIDを非表示/違反報告)
774号（現在稼働中）(プロフ) - マロンさん» ぁ、コメント欄に天使様が……！(跪く)今日中には1話更新できると思うのでどうかお待ちください…！ (2022年8月19日 8時) (レス) id: a4d1e34ed0 (このIDを非表示/違反報告)
Nebel(プロフ) - ！？ 2つともリクエスト書いてくださるんですか！？本当にありがとうございます!！本当に4回目にもかかわらずリクエスト聞いてくださってありがとうございます！! (2022年8月19日 2時) (レス) @page40 id: ad724ae68b (このIDを非表示/違反報告)
マロン(プロフ) - リクエストを受けてくださるだけでありがたいです！いくらでも待ちますので、無理せず書いてくださいね (2022年8月19日 1時) (レス) @page40 id: 3bf4e7811a (このIDを非表示/違反報告)
774号（現在稼働中）(プロフ) - Nebelさん» 4回目!!!感涙です!!!もちろん、お受け致します!!!せっかくなので2つとも書いてしまいますね。マロン様のリクエストを書き終わったら直ぐ取り掛からせていただきます!! (2022年8月18日 11時) (レス) id: 982b5437b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：774号（現在稼働中） | 作者ホームページ：os復活！！うおぉおおおおおおおおおおおお！！！！
作成日時：2022年6月26日 21時
