【鬼滅の刃】謎の部屋に閉じ込められまくる女の子のお話 【短編集】

耳責めをしろ【我妻善逸】壱 ページ7

『はぁ…またか…』

もう慣れちゃったよ！あぁ…今回は女の子だといいな…

「イィィヤァァァァ！死ぬ！これ死ぬって！あぁぁぁぁぁ！」

あ、もう誰だかわかった気がする。

「いったぁぁぁ！もう！何なのこれ！…え！」

『よっ』

軽く挨拶くらいは…

「ギャァァァァ！Aちゃん？！久しぶりだね！前に会った時より可愛くなったね？！結婚して！」

『ごめんね。善逸が求婚しなくなったら考えてあげてもいいよ。』

「エッそれ、一生できないやつ…」

『まぁ、まずはこの部屋を出よう！出ないと結婚もできないぞ』

「うん！出る！」

チョロいぜ、へっ。いつもこんな可愛かったらよかったのに…

『さぁ、先ずはお題を探さないとね…』

「え？お題？何それ？」

あーそっか、善逸初めてだもんな、

『えっと、そのお題ってのは、この部屋から出るための条件？みたいなやつ』

「へぇーじゃあ、それに書かれていることをすれば、この部屋から出れるってこと？」

『そゆことー』

今日は理解力いいな善逸クン。いつも泣いて聞いてくれないもんな。ウン。

「じゃあ、それをすればAちゃんと結婚できるわけね！」

『そゆことじゃなーい』

前言撤回。今日も悪い。

「あっあった」

いや、見つけるの早いな。煉獄さん並みよ…

『何処ー？』

「これこれ、えっと、み…っイヤァァァァァァ！」

『ちょっ！煩い！いきなり叫ばないでよ！…なになに…？』

【耳責めをしないと出れない部屋】

はい？

『えっ？み、耳？責め？ギャァァァァ！』

「ほら！叫ぶでしょ？！叫ばずにはいられないでしょ？！これ！」

『絶望だ…』

「えっ？酷くない？それ」

何？耳責めって…やばいじゃん！善逸だよ？！何て言ってくるかわかんないじゃん！絶対アレだよ！アレ！本当に！(語彙力)

『だって、善逸…絶対容赦しない…』

「えぇ、何それ、俺がやる前提なの？」

『え？違うの？』

「え？やってほしいの？」

『いや、そういうわけじゃ…』

「じゃあ、やりまーす」

そう言って善逸は私を抱き締めてきた。
えっちょっ待って！心の準備が！うぉい！

「Aちゃん、心拍数すごいよ、緊張してるの？」

私の耳に息をかけながらそう囁いた善逸。
うおぉぉぉ！わっしょい！耳がァァァ！あぁぁぁ！

『し、してなぃ…』

「嘘は良くないよ…？Aちゃん？」

『ひぇっ…嘘じゃない…早く開いてよぉ…』

本当だよ！早く開けよ！このやろー！

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