検索窓
今日:46 hit、昨日:17 hit、合計:48,497 hit

ニジュウキュウ! ページ30

「そう、か…。そうだったんだね。」




「ごめんなさい!!


…徹くんにも、バレー部のみなさんにも、迷惑かけて」




泣いて謝る紀子ちゃん。




私はそんな彼女を抱きしめて、話した。





「紀子ちゃんは何も悪くないと言ったら嘘になるけど、



紀子ちゃんがそんなに思い詰めることじゃないよ。




私に教えてくれて、ありがとう」







そういうと、更に泣き始めた。



もうすぐ1限が始まる時間だったから、今日は屋上でサボることにした。






少し待って、授業開始のチャイムが鳴った。



その時だった。










「はぁ〜〜〜あ、今日はここでサボろーっと」






屋上のドアが開き、そちらを見ると、徹くんだった。












「あれ、Aちゃん…、それに紀子…、なんで…」






そういうと、徹くんは私たちの方に駆けてきた。














「徹くん、紀子ちゃんから全部聞いたよ。」






私の腕の中で泣きながら、紀子ちゃんは、私をぎゅっと抱きしめていた。











「そっか」






特に何か聞くわけでもなく、徹くんは私たちの隣に座った。

サンジュウ!→←ニジュウハチ!



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (21 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
86人がお気に入り
設定タグ:青葉城西 , 及川徹 , 岩泉一
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:とまと | 作成日時:2022年9月19日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。