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錆兎side






気が付くと俺は木漏れ日が揺れる木の一角にもたれかかって座っていた



そうだ、俺は、俺たちは
あの鬼から逃げていて…



Aはどこだ?



「A!!Aー!!」



鬼の手形を頼りに進んでいくと
1本の木が目に入った




少し凹んだ木には血が付着していた





まさか、Aが…?



いや、そんなはずはない
Aは強いんだ、必ず生きている





そんな愚かな考えはすぐに否定されることになった







「厄除の、面…?」


木の下には割れた厄除の面が落ちていた

この先には鬼の手跡は続いていない




その瞬間全てを理解してしまった







俺のせいだ
俺のせいでAはあの鬼に…







割れた厄除の面を全て拾い集めると俺は出口へ向かった





幾ら悲しもうと鬼は待ってなどくれない



Aの無念を晴らすためにも刃を振るい続けなくてはならないんだ

伍→←参



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作者名:すー | 作成日時:2021年10月18日 22時

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