弐拾 ページ21
・
ガッ
ドサッ
甘「ブフッ」
『ふっ…』
『「すみません」』
鬼が入っているであろう箱を手に持った実弥さんは
容赦なく箱を刺した
その瞬間駆け出した少年の頭突きによって実弥さんは鼻血を出して倒れた
…凄いなって思っただけなんです
笑ってごめんなさい
一触即発といった空気が流れる中凛とした声がした響いた
お館様がいらっしゃると裁判が始まった
結論から言うと少年と鬼はお館様が容認していたらしい
だけどいくらお館様の願いであっても反対する人は多い
しかしそれは想定済みであったのか、私の師でもある鱗滝さんからの手紙がひなき様によって読み上げられた
ひ「炭治郎が鬼の妹と共にあることをどうか御許しください」
鱗滝さんからの手紙、ということはこの子は私の弟弟子にあたる子なのかも
ひ「襧豆子は強靭な精神力で人としての理性を保っています
飢餓状態であっても人を喰わずそのまま二年以上の歳月が経過致しました
俄には信じ難い状況ですが紛れもない事実です」
恩師から語られる事実を聞くと何故だか先程よりもこの少年と鬼を信じてみようという気持ちになる
だけど次の一言で私は絶望を感じた
ひ「もしも襧豆子が人に襲いかかった場合は
竈門炭治郎及び_____
鱗滝左近次、冨岡義勇、鱗滝錆兎が腹を切ってお詫び致します」
『っは…?』
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作者名:すー | 作成日時:2021年10月18日 22時