拾壱 ページ11
義勇side
錆「先生に助けられたAはそのまま狭霧山にある先生の家へやってきた
その時に俺たちと出会ったんだ」
『そっか、じゃあ私は2人の妹弟子なんだね』
錆「あぁ、そうなるな」
俺たちがAと出会ったのは12歳の頃だった
初めて会った時のAは酷く怖がっていて
先生だけでなく俺たちにも中々心を開いてくれなかった
そして1ヶ月が経った頃、Aは俺たちが鍛錬している様子を見て自分もやりたいと言い出した
先生は鬼殺隊について教えたが、Aが入隊することに反対していたんだ、とても危険な世界だから
だが、Aの意志は固く、3人で稽古をつけて貰えることになった
それから2ヶ月ほど共に鍛錬をすれば俺たちの仲は段々と深まっていって、常に三人一緒にいるようになった
『あれ、でも2人は水の呼吸を使ってるのにどうして私は影の呼吸なんだろう…』
錆「Aも初めは水の呼吸を使っていたが、あまり身体に合わなかったみたいでな
自分で自分の呼吸を生み出したんだ」
「初めて技は見た時はとても驚いたな
3人で飛んで喜んだ記憶がある」
錆「そうだったな
Aは水の呼吸をあまり使いこなせないと言ってとても悩んでたみたいだったから」
『そうなんだ…!』
俺たちはその日初めてAが泣いているところを見たんだ
Aの新しい一面を見ることが出来て嬉しかった
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作者名:すー | 作成日時:2021年10月18日 22時