検索窓
今日:15 hit、昨日:1 hit、合計:32,193 hit

拾壱 ページ11

義勇side






錆「先生に助けられたAはそのまま狭霧山にある先生の家へやってきた
その時に俺たちと出会ったんだ」

『そっか、じゃあ私は2人の妹弟子なんだね』

錆「あぁ、そうなるな」









俺たちがAと出会ったのは12歳の頃だった


初めて会った時のAは酷く怖がっていて
先生だけでなく俺たちにも中々心を開いてくれなかった





そして1ヶ月が経った頃、Aは俺たちが鍛錬している様子を見て自分もやりたいと言い出した

先生は鬼殺隊について教えたが、Aが入隊することに反対していたんだ、とても危険な世界だから
だが、Aの意志は固く、3人で稽古をつけて貰えることになった



それから2ヶ月ほど共に鍛錬をすれば俺たちの仲は段々と深まっていって、常に三人一緒にいるようになった







『あれ、でも2人は水の呼吸を使ってるのにどうして私は影の呼吸なんだろう…』

錆「Aも初めは水の呼吸を使っていたが、あまり身体に合わなかったみたいでな
自分で自分の呼吸を生み出したんだ」

「初めて技は見た時はとても驚いたな
3人で飛んで喜んだ記憶がある」

錆「そうだったな
Aは水の呼吸をあまり使いこなせないと言ってとても悩んでたみたいだったから」

『そうなんだ…!』







俺たちはその日初めてAが泣いているところを見たんだ


Aの新しい一面を見ることが出来て嬉しかった

拾弐→←拾



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (56 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
140人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 錆兎 , 冨岡義勇
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:すー | 作成日時:2021年10月18日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。