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しばらくして、"手術中"のランプが消えた。
「「「ッ!!」」」
すると扉が開き、医者の方が2名出てきた。
先生「一命は取り留めました。
手術は、成功です。」
『ッ!!』
武道「いよっっしゃあああぁぁあ!!!」
武道の叫びと共に、みんな喜んだ。
しかしマイキーだけは静かにその場から去っていった。
私は敢えてマイキーの後を追わなかった。
マイキーは私に泣き顔なんて見られたくないだろうからね。!
三ツ谷「うっせぇ、お前ら!外の連中にも知らせに行くぞぉ」
「「「「「はい!!!」」」」」
そしてたけみっちの友達達は外に走り出していく。
しかしぺーだけはそこから動かない。
武道「ぺーやんくん?」
ペー「俺は、…皆には会えねぇ。」
『ぺーやん。ぺーやんがパーちんを思ってやってしまったってことは、皆わかってるよ』
ペー「なまえ…」
三ツ谷「でもなぺーやん、1番パーちんのこと考えてたのは、ドラケンだかんな。
ドラケンはあれから毎日、パーちんの親と一緒に面会行ってんだ。親族しか会えねぇのに、差し入れ持って。面会中は、ずぅっと外で1人で待ってさ。
そんなドラケンをお前は嵌めたんだ。」
ペー「ッ…ドラケン…」
三ツ谷「ちゃんと謝れよ。ドラケンにも、パーちんにも、皆にも」
ペー「うん。」
三ツ谷「おかえり、ぺーやん」
『おかえり!』
ペー「ッ…グッ……」
・
私たちは東卍の皆が待つ病院の外に出た。
そして、皆にドラケンが無事な事を報告した。すると案の定大騒ぎ。
ぺーやんも皆に謝り、無事解決。
この場にはマイキーもドラケンも不在。ということは私がこの場を解散させなければいけない。
そした私は声を発した。その合図で皆静かになる。
『皆、今日はお疲れ様。怪我してる人が多いからちゃんと手当てしてね?
それじゃあ今日はもう遅いから解散。』
私の合図で皆ぞろぞろと解散していく。
すると突然、全身の力が抜けて倒れそうになった。
しかし倒れることはなく、圭介が私を支えてくれていた。
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作者名:ゆっぴ | 作成日時:2021年7月26日 1時