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「A…。」
「快斗…。」
彼が私を見下ろし、私が彼を見上げる。
一人分にしては大きなベッドに組み敷かれ、甘い雰囲気が部屋中を漂う。
「んぅ…。」
首筋に彼の唇が這う。
触れられた箇所に熱がこもる。
軽く押し返すのだけど、それ以上の力で押さえつけられ更に広範囲に渡って口付けが行われていく。
「ダメっ…。」
「もっと味わわせろ。」
「ぁ…、」
最後に息つく先は勿論お互いの唇。
こんな私を求めてくれて嬉しい反面、凄く恥ずかしくて堪らない。
「ふっ…、」
そっと胸に添えられる手は胸を掴むでなく揉むでもなく、弾力を確かめるかのようにグッと押さえられた。
「柔らかいな。」
「もう…っ。」
「な、揉んでいいか。」
小声で、色気のある掠れた声に私の耳がゾクゾクと反応してしまう。
「う、んっ…。」
「…ん。」
そして動かされる手に、ほんの少し声が漏れてしまったり、聞かせろとねだられたり。
私達二人の雰囲気は最高潮に達したと思う。
「俺が、貰ってもいいんだな。」
「…ん。」
一声だけ発し、彼の手が肌へと触れた瞬間だった。
「A、今度の土曜日だけれど……。」
おばさまはノックを忘れるような非常識じゃない。
ということは、私達が聞こえていなかっただけでおばさまは悪くなく、
「お、おばさま…。」
「貴方達!交際を認めたからと言って、行為を認めたわけではありません!」
おばさまが怒るのは当然である。
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橋本アリィちゃん(プロフ) - 初コメ失礼します!とても面白かったです!もし続編があるのなら、続きを楽しみに待っています!(*´ω`*) (2022年2月10日 19時) (レス) @page16 id: 1849d0f1e6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - 好きです。頑張ってください! (2019年5月6日 11時) (レス) id: a6030a90d7 (このIDを非表示/違反報告)
ひよこ豆 - んんんんん!続編よっしゃぁぁぁぁ! (2019年5月1日 3時) (レス) id: 234ae7fda5 (このIDを非表示/違反報告)
魔理沙 - 続編ありがとうございます! 続きも気になります 更新無理のない範囲で頑張ってくださいね! (2019年5月1日 2時) (レス) id: 28703d16e4 (このIDを非表示/違反報告)
まりね - やったあああ続編!!! (2019年4月25日 23時) (レス) id: 392a87bd96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:汎用うさぎ | 作成日時:2019年4月20日 18時