第四十五話 ページ46
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「あっちむいてーホイっ!!」
「ごはっ!!」
「やったー!あたしの勝ちー!!」
常人の私では考えられないあっちむいてホイを、私と神威の娘、神音(カムネ)と阿伏兎さんが遊んでいた。
じゃんけんに勝った神音がグーで阿伏兎さんの顔を殴り、あっちむいてホイに勝利。
「うーん。いい子に育ったネ。」
「えっと…いい子、なの?」
幾度ともあっちむいてホイで殴られている阿伏兎さんを見ると、どうしても申し訳ない気持ちでいっぱいになる。
「ママー!パパー!今日はね、あたしの誕生日なんだよ!知ってた?」
「勿論、覚えてるよ。」
「忘れるわけないダロ。お前は、俺とAの愛の結晶なんだからサ。」
「その言い方やめて。」
ポンポンと神音の頭を撫でる神威はにこにこと笑って、阿伏兎おじさんと遊んでくるー!と瀕死状態に陥ってる阿伏兎さんに追い討ちをかけた。
「俺さあ、言ったんだよネ。鳳仙の旦那に。」
「何を?」
「酒に酔う男は絵になるけど、女に酔う男は見れたもんじゃないってネ。でも、今分かった気がする。いいもんだネ、Aがいて、神音がいるって。」
「……そうだね。」
今日で六歳になる神音は神威に似て、戦うのが好きらしいから、少し心配。
なんて、考えているとひょいと私を横抱きに抱えた神威は阿伏兎さんに声をかける。
「二人目作ってくるから神音よろしくネ。」
「だ、団長…俺ァもう、限界……。」
「そうかい?神音はまだまだ遊び足りないみたいだヨ。」
「恐るべし団長の子供…。」
「さあ、行こうか。今日も気持ち良くしてあげるヨ。」
「…ほどほどにお願い。」
事をし始めたら止まらない神威はパパになり、神威専用花魁だった私は春雨第七師団団長の妻になりました。
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ゆる - 面白かったです!!神威可愛いなー(ノ≧▽≦)ノ (2020年5月13日 11時) (レス) id: 647e80459a (このIDを非表示/違反報告)
りなりー - かわいい、カワイイ、カワ(・∀・)イイ!!キュンキュンしました。大好き! (2020年5月1日 1時) (レス) id: 6dff351985 (このIDを非表示/違反報告)
矮俚好 - うわ、うわ、うわ、うわ!(訳:最高!神!とりあえず……最高!)←伝われ(願望) (2018年1月11日 20時) (レス) id: a1d4539828 (このIDを非表示/違反報告)
雪兎(プロフ) - 面白かったよ、これからも頑張ってねー。(/・ω・)/ (2017年8月21日 5時) (レス) id: dd49ad89fc (このIDを非表示/違反報告)
汎用うさぎ(プロフ) - いちごミルクさん» 読んでいただき、ありがとうございました! (2017年8月3日 10時) (レス) id: 8e8f377fcc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:汎用うさぎ | 作成日時:2017年5月10日 22時