第三話 ページ4
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初めてだった。
あの世界に入って、私は男なんてただ欲を満たす馬鹿だと思っていたのに。
「っ…。」
彼との出会いが、こんなにも私を変えた。
思い出しただけで、顔が熱くなっていくのが分かる。彼は凄く上手なんだ。
「邪魔するヨ。」
ノックも無しに入ってきた彼は、ベッドに座っている私の隣に腰を降ろした。
「早速なんだけど、いいよネ。」
「何を…?」
「言ったでしょ。楽しもうって。」
ゆっくりと押し倒される私は抵抗する気なんてサラサラなかった。
今まで満たされた事がなかった私はこの男に簡単に身を委ねてしまう。
それほどまでに、彼との行為を好いてしまった。
「んっ…。」
首筋に顔を埋められペロッと舐められる。
次に何がくるんだろう、そう目を閉じて待っているけど何も起こらない。
うっすらと開けると体を起こしていた神威は私の上から退いてベッドへと座り直した。
「え…。」
「何そんな不思議そうな顔してるの。あ、もしかしてもっとして欲しかった?」
その問いに私は顔を真っ赤にさせた。
何も否定が出来なかったから。
「Aの要望に応えたいのは山々なんだけど、今回は仕事サ。」
「仕事?」
「ああ。お前には客の接客をしてもらう。」
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ゆる - 面白かったです!!神威可愛いなー(ノ≧▽≦)ノ (2020年5月13日 11時) (レス) id: 647e80459a (このIDを非表示/違反報告)
りなりー - かわいい、カワイイ、カワ(・∀・)イイ!!キュンキュンしました。大好き! (2020年5月1日 1時) (レス) id: 6dff351985 (このIDを非表示/違反報告)
矮俚好 - うわ、うわ、うわ、うわ!(訳:最高!神!とりあえず……最高!)←伝われ(願望) (2018年1月11日 20時) (レス) id: a1d4539828 (このIDを非表示/違反報告)
雪兎(プロフ) - 面白かったよ、これからも頑張ってねー。(/・ω・)/ (2017年8月21日 5時) (レス) id: dd49ad89fc (このIDを非表示/違反報告)
汎用うさぎ(プロフ) - いちごミルクさん» 読んでいただき、ありがとうございました! (2017年8月3日 10時) (レス) id: 8e8f377fcc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:汎用うさぎ | 作成日時:2017年5月10日 22時