検索窓
今日:16 hit、昨日:2 hit、合計:307,665 hit

女神が四十一人 ページ46

──No side──





「────もう、もう誰も……殺さないでッ!!」





その言葉が合図のように、辺り一面が花畑になった。




Aの身体には羽が生え、結われていた髪もおろされ、まるでその姿は天使そのものだ。





そして同時に、エリザベスにも異変があった。隠されていた右目は見え、体の周りには光があり、そして何より…………その右目には、紋章が書かれていた。






エリザベスはゆっくり歩き出し、Aを守るかのように斜め右前に立つ。





「ねぇ、ヘンドリクセン。どうしてこんなことするの? こんな事したところで、いい事なんてないのに。どうして……」




「ヘンドリクセン。あなたに何があったの? 聖騎士達を裏切 り、多くの命を奪って……そうまでして、あなたがしたいことはなんなの?」





二人の声は、悲しみと怒りに満ち溢れていた。声だけではない。表情だってそうだ。




エリザベスの表情は悲しみと怒りに。Aは今にも泣きだしそうな表情。




しかしどちらのその表情も……どこか儚く、美しいものだった。





「古の大戦で我らを封印してくれた四種族への報復を。そのためには女神の使途であるお前の血。そして天使族の最高位の血がいるのだ。

《暗黒の環》」





腕を上げ、技を構えるヘンドリクセン。それを見たAは涙を流しながら祈るように両手を組み、エリザベスは酷く悲しそうな表情をして、叫ぶ。




「「──お願い……もう誰も傷付けないで!!」」





二人の声は重なり、そして二人から強い光が放たれた。

女神が四十二人→←女神が四十人


  • 金 運: ★☆☆☆☆
  • 恋愛運: ★★★☆☆
  • 健康運: ★★★★★
  • 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキー方角

西 - この方角に福があるはずです

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした!


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (180 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
456人がお気に入り
設定タグ:七つの大罪 , 愛され , 男主
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

クロりんご(プロフ) - hiroto.0109さん» コメントありがとうございます!そう思って下さり嬉しいです! (2018年8月6日 14時) (レス) id: 738c9471c2 (このIDを非表示/違反報告)
hiroto.0109(プロフ) - 面白いですね (2018年8月6日 13時) (レス) id: d0e055d206 (このIDを非表示/違反報告)
クロりんご(プロフ) - 瑠李さん» 待っててくださりありがとうございます! (2018年6月28日 22時) (レス) id: 738c9471c2 (このIDを非表示/違反報告)
瑠李(プロフ) - 待ってました♪ (2018年6月28日 19時) (レス) id: d8c6f7f40c (このIDを非表示/違反報告)
クロりんご(プロフ) - 瑠李さん» コメントありがとうございます!更新遅すぎてほんと申し訳ありません……!!近いうちに更新します!応援ありがとうございます! (2018年6月22日 16時) (レス) id: 738c9471c2 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:クロりんご | 作成日時:2018年1月7日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。