検索窓
今日:2 hit、昨日:6 hit、合計:121,153 hit

狗が七匹 ページ9

「__そう言えば、桜庭の個性ってなんだ?」




名前の自己紹介から始まっていろんな話で盛り上がっていた頃、急にショート君がふと思い出したように訊ねてきた。
そう言えば、僕言ってなかったっけ?
ニコリと満面の笑みで僕は答えた。


「無いよ」


流石に無個性だとは思わなかったのだろう。自分の横に立って歩いていた彼はピタリと動きを止めて目を見開かせる。
僕はそんなショート君の事をチラリと見たあとに動きを止めて後ろを振り向き、また1つグミを口の中に放り込んだ。



「……なんか、すまん。嫌なこと聞いちまった」



そう言った彼の表情は、どこか気まずそうだった。
スタスタと歩き、彼の口にグミを1つ入れる。
驚いて目をまた見開かせた彼に僕は言う。




「別に僕天才だから無個性とかもカバーできるし問題ないよ。運動能力だってずば抜けてるし。

だから謝んないで。僕が悪いみたいじゃん」



それだけ言うとまた僕は歩き始めた。
ずっと気になってたんだけれどなんで皆無個性って聞いただけで謝るんだろう?
別に謝るほどのことでもないんだけどね。




「そうか」



「うん。別に僕無個性とかあんまり気にしてないからね!

それより、ショート君はスマホ持ってる?」




彼はコクリと頷きスマホを出す。
あ、機種同じだ。なんか嬉しい。
なぜスマホを持っているかと聞いてきたのが分からないのか首をかしげているショート君に笑いかけて一言。



「連絡先、交換しない?」



この後ショート君に尻尾と耳が見えたのは気のせいだと思う。うん。

狗が八匹→←狗が六匹



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (152 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
343人がお気に入り
設定タグ:僕のヒーローアカデミア , ヒロアカ , 男主,チート   
作品ジャンル:その他
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

クロりんご(プロフ) - みなみさん» うわぁぁぁ!ごめんなさいすっごい誤字ってましたごめんなさい! 今すぐに直させていただきます! (2018年6月25日 16時) (レス) id: 738c9471c2 (このIDを非表示/違反報告)
みなみ - 間違っていたらすみません (2018年6月25日 9時) (レス) id: c727fd24e4 (このIDを非表示/違反報告)
みなみ - 狗が十一匹のオールマイトの個性はワンオーフォールじゃなくてワンフォーオールですよ。頑張ってくださいね。この作品、大好きです (2018年6月25日 8時) (レス) id: c727fd24e4 (このIDを非表示/違反報告)
クロりんご(プロフ) - はらさん» ごめんなさい外し忘れてました!今すぐ外させていただきます! (2018年5月8日 20時) (レス) id: 738c9471c2 (このIDを非表示/違反報告)
はら - オリジナルフラグ外し忘れていますよー違反行為なのでちゃんと外して下さいねー (2018年5月8日 20時) (レス) id: d9754f68d3 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:クロりんご | 作成日時:2018年5月8日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。